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2020年の年報/「愛」ということばをたくさんきいて、たくさんつかった年

こんにちは。夏くらいから書いていた週報をぱったり途切れさせてしまったので、2020年の終わりに、やや強引に「年報」というかたちで閉じたいと思います。こたつでだらだらしながらお付き合いいただけるとうれしいです。


愛ということば

そもそも、「愛」ということば自体、人の名前か歌の歌詞に使うもの、くらいにしかおもえてなかった。恥ずかしいし、使い方がわからなかった。

でもいま私の周りには、愛という言葉をナチュラルに使うひとがたくさんいて。
大学生の男の子がお母さんの話をして「これが愛かー、っておもいました」とか、センスあふれる料理人のかたが「やっぱ愛だろ」ってSNSに書いてたりとか。へー、って。社会的にも?前より目にすることが多くなった気がする。
「自分を愛しましょう!」とか、「自己肯定感をあげましょう!」とか。
部活、受験、「スポ根!」「ぬるい=成功できない」という教育のなかで何十年生きてきて、いきなりそんなこと言われても・・・みたいな気持ちもありました。


今年は、およそ6年一緒に人生を過ごしたパートナーと、お別れをしました。最後の日は、愛の日そのものだったし、あんなに世間体を気にしていると思っていた母親が、「娘の幸せが自分の一番の幸せ」ということを超ドストレート級にぶつけてきて、なんというか、打ちのめされました。

親といういきものの、愛をはじめて知った。

というか、私がこの世に生まれてきてからずっと愛されていたわけで、その事実をはじめて真正面からうけとることができたのでした。

それから、友人からの愛のはなし。

夏の土砂降りの夜、髪はぼさぼさ、歯磨きもしていなくて、泣いて目はぱんぱんに腫れている。
それはもうもう不細工でひどい状態の私を救いに来てくれた友人。彼は塩むすびをもって現れたハクそのものでした。

そういうずたぼろの状態をだれかに見せられた(意図せずとも)ことも私のなかでは大きな変化だったし、時間が経ってからごはんをたべながらあのときの私ほんとひどかったよねーって笑って話したとき、
「あれはあれでうつくしかった」って言われたときの衝撃は、今でも忘れられない。

それから、恋愛というものに関しても、定石くずし、というものが行われた年でした。もうほんと、グーパンチで定石大崩壊!というかんじの(笑)

今まで自分を大切にできていなかったり、愛せていなかったから、それを全部男性にやってもらおうとしていたんですね。そうするとまた自分を大切にできない状況に陥ってしまう。

とあるバーで、友人たちとおしゃべりをしていたら、酔った男性が近づいてきて私の腕だったかな?にふれたんです。びっくりしたけど、まぁ酔っぱらいだし、こういうことは慣れてるし平気だって、瞬時に思う癖がついていたんだとおもいます。

そしたら、となりにいたふだんは温厚な友人が、怒っていた。しずかに、怒りの炎をめらめらとさせていて、おどろいた。そして、「守れなくてごめんね」って言ったんです。

そんな言葉を面と向かって言われたのははじめてで、私はびっくりして涙をおとしてしまって、泣いてしまった自分にも二度びっくりでした。

ほかのふたりの友人も、とっても美人さんなのだけど、嫌悪感とか怒りを露わにした見たことのない顔をしていて、衝撃でした。

私って、こんなに大切に想われていたんだ、って。

こんなにうつくしくて、一緒に人生をもがいていけるひとたちに大切に想われている私、もうこのままでいいじゃん、っておもえたのでした。


どんどんつかうことにした

私は今、子どもたちに関わる仕事をしていますが、自分が子どもとやりとりをしている動画を見る機会があって。私のくちぐせ、「はなまる!」だったんです。一人でつぶやくように言ったりもしてて(笑)何回このひとはなまるって言うんだーって感じで。

それでも、愛の薄利多売したっていいじゃないか、「はなまる!」も「だいすき!」もどんどん言ってこ!って、ショック療法な一年を終えて、そう思えるようになりました。

(だいすき!って、ほんとびっくりするときに言ってくるんですね、こどもって。お手洗いから戻って、ドア開けて部屋に入った瞬間とか。あ、え?!ありがとう!ってなります)

好きなライターさんの一人に、石井ゆかりさんという方がいるのですが、射手座は今年、「最強の愛の年」だったみたいです。ラッキーとかハッピーとかというより、2020年はもうまさに、「最強」でした。

私のことばで言い換えるのなら、「私のままでいいじゃん!もういい加減、それに気づいて!」という愛の一年でした。



ここまで読んでくださって、ありがとうございました。直接は知らないあなたが、私のnoteを読んでくださっていることも、不思議で感謝です。

世界的にみても、とんでもない一年だったことは疑いようがないわけですが、そのなかでもぜったいに、あなたにも「愛」はあったはず。

来年も一緒に、生きていきましょうね。


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