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久米島の島の皆さんへ

久米島の住民の島の皆さまに お願いがあります。
今年から 松ぼっくり(傘が開いていないもしくは開きかけ)を可能な限り集めてください。
そして 種を採取して 苗木を育ててください。
種を島の外へもって出る事はできず
また、島の外から外部の松を持ってきて植える事もできず
これは 島に住む人にしか できないことなのです。

植林の件は
松枯れ問題が落ち着いてからと思っていました。
2年近く前に初めて役所でお話した時。
去年一年前に議員さんたちの前でお話した時。
感染拡大のペースが類を見ない速さで進んでいて
このままでは 数年の間に久米島の琉球松は全滅してしまいますと話し、早急な手立てを打たなければならない事はお話してきました。
その時でも まさか全滅するとは信じられず、今の現状を想像できる人はいなかったかもしれません。
この時には話さなかった事があります。
それは一度に多量の木を失うと、次は木の問題だけでなくなり 土壌の崩壊に繋がります。
実作業が進み 松枯れ問題に目処が経ってからの
次の段階で植林を考えていましたが、
今の現状は伐っていく傍から植えていく事をやっていかなくてはならない段階です。

久米島の琉球松たちは 
久米島の骨格であり 心臓です。
それを失うという事は 土壌保全を失うことで
これだけ短期間の間に多量の松を枯らしてしまっている現状 地盤が緩んでいる状態にあるとみます。
今後 台風や地震で土壌の崩壊が始まる可能性があります。
土壌の崩壊が始まると もう人間の手には追えません。
人の手に追える範囲には 限界があるので
早急な手を言い続けてきましたが
それも今は最終段階です。

町や県の話が進まない中
採種や苗木の育成は島の人ができる唯一のことです。
そして これは外部の私たちにできない
島に住む人にしかできないことなのです。
天然記念物の五枝の松が
教育委員会の管轄であるので、
種の採取や苗木の育成に
子供たちの助けを借りる事なども視野に入れられると思います。
島の人たちが育ててくれた琉球松の苗木は 
今後 必ず役立つ時がきます。
伐った端から植えていけば 
土壌を保つ事に繋がります。
どうか 松ぼっくり 種の採取 苗木の育成を
島の人たちで進めて欲しいのです。
先で植えられる苗木が育っている事を願って。
島の皆さん
どうぞお願いいたします!

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