骨のこと。
初めてニシンの骨を見た時の衝撃を今でも思い出す。
スーパーで何の気なしに割引されていたニシンを購入し、塩焼きにして食べた。
わたしはこれほど骨の多い魚に出会ったことが無く、身を全て食べきった後、その構造の美しさに感動した。
骨如きに感動するなんて馬鹿らしいと思われるだろうか。
でも私は、その日から骨のことが大好きになった。
魚の骨だけでなく、今はあらゆる骨にロマンを感じる。
骨は、人工物じゃない、生きていれば自然にできるものであって、生物の芯といっていいものだろう。(脊椎動物に限るが)
みんな、同じ骨を持っているようで、その細かい部分はきっと違う。
反り具合、凹凸感、大きさ、強さ。
色も違ってきたりするのだろうか?
その小さな違いが自分と他人を大きく区別している。
私は、生きているものの美しさを、骨に感じるのである。
できることなら、それに触れたいと感じる。
博物館で骨の標本などを見たりもするが、なかなか触れることができないから、たまに人の手や輪郭を触らせてもらったりする。(もちろん許可をとって)
この間は、フィギュア好きの恋人がゴジラの骨を再現したフィギュアの動画を見ており、私も横から覗いていたけれど、あばら骨のきれいなこと、きれいなこと。
今画像検索して気づいたけど、鶏の骨はあまり惹かれないな、、、
骨の中でも、私の美的感覚にはまるものとそうでないものがあるらしい。
まだまだ、楽しむ余地がありそうです。
P.S.
noteは、横書きの形式が慣れないので長い文章は書けそうにないですがメモ書き程度のものを記録していくつもりです。