十二月五日(火)
晴れ。
超寒い。案の定だよ案の定。昨晩、酒を飲み過ぎたことと夜中が異常に寒く起きると体調がよくなかった。だから言わんこっちゃないんだ、何でもほどほどが良いのにすぐに無謀なことをするようになって30年、これは俺だけの体だから良いかなと思ったけど、後始末は自分ではできないのだ。重い腰をあげて着替える。こういう時はカッコいい服を着るにこしたこたぁないってね。背中にGBHのパッチを縫い付けたミリタリージャケットにアディダススケートボーディングのジャージにTReCキャップでも被ってみたら、あらどうでしょう、自分でもびっくりなくらいに似合っているし、なんかオシャレじゃない?そんな感じで二日酔いと陽気な気分なソルティードッグで電車に乗る。服を買ったり、衣類のパーツを買ったり、絵の具も買った。あと、ヨーロッパ弾丸旅行用にハンズとエルブレスに面白くて便利そうなアイテムがないか物色してみた。ジャンプよりも一回り小さい寸法なのに広げると25Lの要領になるパッカブルトラベルバッグが超気になる。値段は3000円くらいでお買い得なんだけど、たぶん間違いなく家にある事に気が付いて、何とか無駄な出費を抑えることに成功した俺は意気揚々と残りの用事を済ませ、何となく気分が良くなってきたので散髪をした。甲州街道沿いの1000円カットでPASMOが使えるのを知っていたので迷うことなく入店。どうやら5人ほど並んでいるが、ぱっと見た感じ住職って感じだったんで、そんなに時間もかからないだろうと椅子に座って待機。時間を飛び越えたのかと思うほどに時間を時空を飛び越えて俺の順番に。『今日はどうしましょう』って言われたんで、右手でハサミのゼスチャーを作り、前髪こんくらいに切って、あと横を刈り上げて欲しいとオーダー。アイアイサーとホスト崩れのような美容師の兄ちゃんが威勢よく髪を切り刻む。なんか盛られたんじゃないかっていうくらいの眠気に陥り気が付くと散髪は終わっていた。鏡には人民軍の兵士がいた。え、俺?なるほど、手でハサミを作って水平にゼスチャーしちゃったもんだからこうなったのね。水平線と言う名前がふさわしい一直線のかなり短くしてもらった前髪にばっちり3ミリくらいに刈りあがったサイド。これはもう将軍様よ。将軍っていうか人民軍。何がマズいって今日はよりによってミリタリーな雰囲気バリバリのジャケットよ。どっからどう見ても人民服に人民軍な俺は多分このまま赤い星の付いた人民帽子を被ったらきっと、らんま1/2にある呪泉郷にいるガイドらしき男の北の朝の鮮って感じでヤバイ。何かとてつもない大幅な力が暗躍して俺の年末をぶち壊した。勝手に散髪後の仕上がりイメージを敏腕営業マンにしていただけに厳しい。鏡に映るの人民兵or入門前のモンゴル力士のような佇まいになっていた。この後2号と一般公開された乾通りを見に行く予定だったがちょっとした事で口論(決して髪型のせいではない)結果、夜まで別行動となっしまい、スースーと師走の風を頭に感じながら、いちごを近所の八百屋にて購入し帰宅。せめて何か1個くらい良い事があったて良いだろうジーザスって感じで風呂から出たらドライヤーが30秒で完全乾燥した。これ良い事なんじゃない?って感じで、夜はおでんを一緒につついて仲直りをして、お笑い番組を観て寝た。
どうもありがとうございます。 今晩のおかずが増えまっす。