NRで話題になっていた才華の陣について
はじめに
こんにちは。しのびたるとです。
2023/5/5に開かれた国内最大規模のNR限定大会である第5回真佐杯で見事優勝することができました!
これまで優勝者はもれなくnoteを書いている!
せっかくだし自分も書きたい!
ということでペンを執ったのですがあまりにも書くことがない!
構築についても大会前にバレている。前日にアッチャンさんが同じ構築でNRJP優勝したため。環境考察についても真佐まつりさんが環境レポートを書いてくれるはず。あれ?
書くしかないか…今NR界隈で1番ヘイトを集めているあのカードについて…
てことで自分が思っていることをだらだらと書きます!
※だらだらと書きすぎた結果、書き終わったのが5月末になってしまい投稿タイミングを逃してしまいました…。このままボツにしようかと思ったのですが勿体なさを感じてしまったので7月になったタイミングで公開させていただきました。
5月時点でこんな記事だそうとしていたんだなという温かい気持ちで読んでいただけたらと思います。
あのカードとは
まあタイトルになっている通り「不知火流 才華の陣」のことです。
まずはテキストから
①の効果も弱くはないですが、今回注目されたのは②の効果です。
第2回第3回真佐杯の優勝デッキであり今なお大会で結果を出し続けているヴェンデットに採用して、リヴェンデットスレイヤーに効果を受けない耐性を付与しようというものです!
しかし【不知火】には魔法罠をサーチできるカードが「不知火の鍛師」しかなくシンクロ素材になったときの効果のためヴェンデットで使えるものではありません。
では何故このカードに注目が集まったのか、このカードは実際強いのかについて書いていこうと思います。
このカード発見まで
ヴェンデットが注目されるようになったのは第2回真佐杯で優勝してからです。
詳しくは優勝されたアッチャンさんの記事をご覧ください。
この時のヴェンデットはヴェンデットコアで対象耐性、レヴナントやヘルハウンドでフリチェ除去効果を持ったスレイヤーを召喚するというNR環境において理不尽極まりないものでした。
真佐杯のレギュレーションは海外NRサーバーで作られたものなのですが当時あまり大会が開かれておらずヴェンデットの強さが伝わる前に第3回を迎え、ヴェンデットは連覇を果たします。
その後その強さが伝わりヴェンデットコアは禁止に指定されましたが、別のカードが見つかります。
儀式魔人デモリッシャーです!
ヴェンデットコアとは違いサーチできないため安定感に欠けますが儀式素材になると対象耐性を付与することができるモンスターです!
このカードも当然のように禁止になりました
(っω<`。)うぅ...
またギルティアソウルスピアを無理なく入れることができるジャックナイツオルフェゴールの環境進出もあり
いよいよヴェンデットは厳しい環境になったかと思われましたが、第4回真佐杯の優勝者でもある箱木宝命さんがとあるカードを見つけてきます…そう…それが…
不知火流 才華の陣です!!!
自分もヴェンデット考えてみますと言った次の日でした。はやすぎる
箱木さんは自分で見つけたせいで第5回真佐杯で得意な罠デッキ持ち込めなくなったそうです。なにやってんだ???
なんにせよ苦手なギルティア、ヴィシュダ、ディノミスクス等に耐性を得たヴェンデットは優勝と準優勝をかっさらいました。
次はなぜ強いのかについて個人的な意見を書いていきます。
才華の陣が強い理由
はじめに箱木さんがこのカードを見つけてきた時の自分の評価は
もともとヴェンデットは事故りやすいし、儀式素材になれない罠カード入れるのは強くなさそうだなあ
でした。いやもうぶん殴ってやりたい
全然違いました。
このカードは素材にならなくていいから強いんです!!
デモリッシャーはレベルが3のためパズロミノでレベルを変動させてもレヴナントかヘルハウンドどちらかの効果しか付与させることができませんでした。
しかし才華の陣は墓地効果で耐性をつけることができるためレヴハウンド素材のスレイヤーと耐性を共存させることができます。
レヴハウンド素材のスレイヤー+墓地に才華とボーンがあるときの盤面は凄まじく、1度の戦闘破壊耐性と効果を受けない耐性でほぼ生きて帰ってくるため、相手ターンと自分ターンで特殊召喚されたモンスター2体と魔法罠2枚をフリチェで除外できます。ほぼ勝ち
これが才華の陣が強い理由①レヴハウンドスレイヤーに耐性を付与できるになります。
また才華を採用することでレヴハウンドスレイヤーを出しやすくなります。
その話の前にヴェンデットチャージについて語ろうと思います。
このカードの個人的評価は
ぶっ壊れです。
ヴェンデットを使う前は強いカードだなぐらいに思っていましたが、今ではリヴェンデットバースと同じかそれ以上にこのカードを評価しています。怒られるかもしれないけど
というのもヴェンデットにおいてこのカードが担ってる役割が多すぎるんですよね。
【1】展開補助
【2】エスケープ
【3】ライフ削り
【4】ライフ守り
スカーを出して実質魔法罠サーチする、レヴナントを出してモンスター除外を付与する、相手の除外やバウンスに対してスレイヤーを逃がす、バトルフェイズに2300打点増やす、壁を出す etc.
いついかなる時に引いても嬉しいカードです。
その中でもヴェンデット使いが重要視していたのは【2】でスレイヤーを除外されるとリソースが尽きてしまい決闘が終わるため、
チャージを使えばレヴハウンドスレイヤーにできるけどギルティア出されると負けちゃうしハウンドスレイヤー+チャージセットでターン返すか
みたいな場面がよくありました。
しかし才華を引いていれば何も考えずにチャージを展開に使えます。
つまり出せる確率は変わらないけど、レヴハウンド付与のスレイヤーを出しやすくなる訳です。
これが才華の陣が強い理由②チャージを展開に使うことができるです。
墓地効果で耐性を付与できるというのも強いです。
ヴェンデットはテーマ内のフィールド魔法が手札を捨ててサーチするものだったり、先攻制圧の確率を上げるためにEMポップアップのような手札入れ替えカードが採用されることが多かったり、手札にきた才華を無理なく墓地に送ることができます。
そのため後手捲りにも使いやすく、初手に才華と手札を切るカードがあれば相手の罠を無視して展開することができます。
またヴェンデットは
(1)召喚権を使いながら儀式魔法とスレイヤーを集める
(2)スレイヤーを儀式召喚する
(3)召喚したモンスターとスレイヤーでリンク召喚しスレイヤーの墓地効果を使う
(4)レヴナントやヘルハウンドを場に集める
(5)付与スレイヤー爆誕!
というのが基本展開です。
(3)でリンク召喚するモンスターをクロシープにすることで手札入れ替えを行い、才華を探したり捨てたりすることがしやすいです。
これが才華の陣が強い理由③ヴェンデットと相性がいい墓地効果であるです。
使用感的にはデモリッシャーより遥かに強いと感じるのでこのカードも禁止になるのではないかと思います。むしろあらゆるメタが通らず相性関係をひっくり返す不健全なカードなので禁止になった方がいい。
おわりに
ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。
5月はリアルが忙しく正直真佐杯に出るかも迷っていたぐらいでした。そのため言い訳になりますがnoteの執筆も遅れてしまいました。
ただ無理やりにでも出て優勝できたことはとても嬉しく思いますし、NR環境は最高に楽しいです。僕にヴェンデットを教えてくれたアッチャンさんを始め、とてもいい人達に囲まれているなと日々感じています。
※既に意味を持たないこのnoteをここまで読んでくださった方、改めて本当にありがとうございました🙇
もう一度優勝したいと本気で取り組んでいますし、その時にはできるだけ早くnote書きます!