観光業の56%が収入「半減以上」【海外在住日本人実態調査】
新型コロナウイルスの影響について、国内の状況について各種報道からも実態の変化がみえる一方、海外に住む日本人の変化は見えづらい状況が続く中、世界175カ国2500都市に住む日本人が登録するロコタビは、海外在住日本人の協力を得て「海外在住日本人の実態調査」を行いました。今回は、その中から観光業に従事する人々に対する影響と状況の変化についてご紹介します。
■調査概要
調査期間:2020年6月4日-2020年6月9日
回答数:2,155件
回答国数:94カ国
調査主体:株式会社ロコタビ
※本内容を掲載の際は、出典「ロコタビ調べ」と明記をお願いいたします。
観光業は56%が収入「半減以上」
「5割以上減少」= 56%
「5割から2割減少した」= 15%
「2割以下減少」= 11%
「変化なし」= 15%
「増収」= 2%
アンケート結果の中でも観光業に従事する日本人の収入の変化は厳しい状況下にあることがわかる。観光業に従事する人々のデータだけに着目すると、収入減少が「5割以上減少」と回答した人は、56%。「5割から2割減少した」(15%) と「2割以下減少」(11%) を合わせると、観光業の82.8%の人々が収入減少に陥っていることがわかった。観光収入を頼るエリアでは、現地の不安定に変化を続ける状況に在住日本人からは切実な声が数多く寄せられた。
●本調査の資料全てこちらで無料閲覧可能
→ https://www.slideshare.net/ssuser81bd68/aa-235839414
海外在住日本人の声「2か月間収入がなく大変困っている」
「フリーランスのガイドなので3ヶ月間全く収入がありません」(ドバイ、50代、女性,フリーランス、観光、減収5割以上)
「先日サーフガイドが自殺したと聞きました。ローカルの人が自殺されるなんて今までになかったことでショックを受けました」。(インドネシア・バリ島、50代女性、自営業、減収5割以上)
「職を亡くした人などが近所や車への窃盗、暴力、引ったくり。 ニュースでは報道されない事件があちらこちらで毎日発生している」(ハワイ州、50代自営業、サービス、減収5割-2割)
「観光の島である為に観光客が戻らなければ収入にはならない。」(バリ島、50代、フリーランス、観光、減少:5割以上)
「観光業の為全く仕事がありません。他に仕事を探そうにもクラスターなども発生しており接触するような仕事には付きたいとは思えません。」(ドイツ、30代、パート・アルバイト、観光、減少:5割以上)
調査資料全て閲覧可能
▼本調査における資料全データは下記より閲覧可▼
[調査]2020年6月 海外在住日本人実態調査集計データ
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