★キャンピングカー生活まであと143日★「奥多摩ひとり旅②」
今日なんの日?
今回は前回の続き記事なので、まだ読んでいない方は①を是非お読みください。
だし巻き定食を食べ終わった私は、早々に次の予定地に行くため駅に向かいます。
(そのために急いで定食かきこみました)
次の予定は、奥多摩のさらに奥、日原鍾乳洞です。
鍾乳洞は17:00で閉まってしまいます。
今日中に行くためには、次の電車に乗り遅れると間に合いません。
後で知った話ですが、奥多摩駅から出ているバスで終点の東日原まで20分乗り、そこから30分ほど山道を歩かなければ辿り着かない。
そのバスに乗るために、私が乗ったのが最後の電車だったようです。
(夏季ピークで混雑防止のため、もう一つ奥の終点、鍾乳洞のバス停までは乗れないといいます。ハードモード…。)
この辺りから「やっぱ車ないときついなぁ...」と強く思うようになりました。笑
終点までの道のりは路線バスには厳しいすれ違いや勾配があったにもかかわらず、運転手の方の華麗なハンドルさばきを見ていて同じドライバーとして尊敬します。
おかげでスムーズに着きましたが、ちょっとでも鍾乳洞を回る時間を稼ぎたい私は早歩きで30分の道のりを20分に短縮。
鍾乳洞に到着
鍾乳洞の感想は2つ。
一つ目は、めっちゃ良かった。
二つ目は、残念だった。
まず良かったところは、純粋に鍾乳洞の内容。
夏とは思えない冷気が充満した内部と、暗い中どんどん奥に続いていくスリル。奥にさまざまな色に順番にライトアップされていく広い空間があり、そこはアニメやゲームに出てきてもおかしくないような息を呑む景色がとても良かった。
残念だったところ、それは他の観光客がうるさすぎたこと。夏休みだからか学生のグループがいくつもいました。途中で止まったり後ろ向いて大きな声で呼び合ったり、、
何なら一言も発することなく、最後の出口まで回ってほしいぐらいの私からすれば、この静かで水の雫すら反響する鍾乳洞でぺちゃくちゃ話す神経がわかりません。
スポットとしては良かったけど、記憶にはこの迷惑さがこびりついてしまう結果となりました。
最後鍾乳洞が閉まるギリギリまでいたので、その時に完全に一人きりで鍾乳洞を眺められる時間が少しだけありました。その瞬間がたまらなく最高でした。
アクシデント発生
行きも歩けば、帰りも歩き。
ほとんどの観光客が車で来ている中、私だけ徒歩で来た道を戻りバス停を目指します。
ちなみに次のバスを逃すと帰れません。
5分ほど歩いたところで。
「!?」
左足の膝裏の部分に謎の激痛が走りました...!
何事かと、目線をそちらにやると、5cmは下らないハチがいました。
そう、ハチに刺されたのです。
人生初のことでした。
恐らくアシナガバチ?大きさ5cmぐらい。
ハチに刺されるってこんなに痛いのか?!
ハチといえどたかが虫に刺されたぐらいでこんなに痛いのか?!
半ばパニックの頭で、とにかく止まっていたハチを振り払います。しかし離れないので持っていたペットボトルで直接叩きます。
もはや叩けたかどうかなど、ハチの詳細な見た目など覚えていませんが、すぐにその場を離れるよう努めました。
毒?消毒?水?もってないぞ?
対応策を考えますが、どれも上手くまとまらない。脳内パニックで、とりあえず唯一持っていたポカリスエットを傷口にぶっかけます。それが正しい判断かはさておき。それぐらいしか取れる対応は無かったのです。
ここは山道。バス停まであと20分はかかる。他の人は車で帰ってしまって、助けも求められない。
半ばパニック、半ば何とかなるだろう精神でした。
後者に心を委ね、とにかく駅まで戻れば観光案内所の人が対応の仕方を教えてくれるだろう、そう思い道を引き返します。
しかし刺された箇所の痛みは引かず、周りの湿疹のようなものも広がり赤みがかってきます。
(ヤバいヤツか...?)
正直焦っていました。なんせ今まで経験したことないものですから。だけど現状、症状も軽く(大丈夫だろう)という気持ちも結構あったけど、やはり未経験のことはこの先どうなってしまうのか心配ではありました。
焦りとは裏腹に、奥多摩駅の観光案内所はすでに閉まっており、病院やドラッグストアもない。刺されてから2時間ほど経って宿のある青梅駅まで戻り、ようやく夜間救急病院にかかりました。
まあ、なんとなく想像はしていたけど痛み止めと抗アレルギー剤だけもらって帰らされました笑。
それぐらい軽症だったみたい。
自分の体は自分が一番わかるものなのかもね。
という具合で早速その薬を飲めば症状はみるみる楽になりました。
心配を越えて、人生初ゲストハウス
ハチの件は一件落着。
この奥多摩旅の楽しみの一つだった「人生初のゲストハウス」へ。
記念すべき人生初めてお世話になったゲストハウスは青梅駅すぐ近くの「ゲストハウス&カフェ 青龍kibako」さん。
最初にインターホンを押して、しばらく待つとオーナーさんが出てきてくれました。
昼間はカフェをやっているようで、入り口入るとすぐ、長い木のテーブルやカウンター、ソファなど落ち着きながらもバラエティに富んだ内装。
さらに驚きなのは、建物自体が有形文化財。
確かにカフェエリアは綺麗にされていますが、2階に続く急な階段や奥の生活エリアは昔ながらの石の床や木の扉ばかり。とても奥ゆかしさを感じます。
そういえば、ゲストハウスに泊まるにあたって初っ端から一つミスをしていたことが発覚。
ハチに刺されたことで急遽、早めに宿に向かってしまった為、予約サイトに伝えていた時間より早く到着していたのです。
普通のホテルなら多少早くなってもフロントの人が常駐していますが、ゲストハウスとなるとそうはいきません。オーナーさんが外出している可能性もあるのです。
「そこらへんゲストハウスはしっかりして欲しいと思ってるから注意してね」とお叱りを受けました(それでも優しいオーナーさんでした)
反省はしてるけど、こういうこともいざ経験してみないと分からないですね。。
何はともあれ、中はとても居心地の良い温かみのある建物で満足。
2段ベッドが3つ置いている6人用の部屋に通されましたが、この日の宿泊者がまさかの私だけ。
旅人同士の交流もゲストハウスの醍醐味のようですが、今回は味わえませんでした。。
夜ご飯は病院に寄ったためお店が空いておらず、コンビニで済ませることとなってしまいました。
上手くいかないことも多かったけど、その分初めて経験することも多く、個人的には全然プラスな1日目となりました。
翌日回りたいスポットを下調べして、シャワーを浴びて就寝。
なんやかんや2時過ぎまで起きていましたが、翌日は7時には宿を出ることに決めました。
旅先での朝の時間は大切にしたい。
次回、その③、2日目です。
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うまくいかないことも受け入れ、愛する