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ヴィンテージのある暮らし Vol.1 アンティークボトル

ロンドンに来る前から古いものが大好き。だけど日本では、本場で買うまでは買わない!となぜかあまり手を出していませんでした。そしてロンドンに根を下ろしてようやくコツコツ集め出した古いものたち。せっかくロンドン・ヴィンテージ・ライフと謳っているのだから、普段生活の中で使っているヴィンテージアイテムをご紹介していきたいと思います。

記念すべき第1回目は何にしようか、と思ってパッと思いついたもの。それは、キャビネット一つを埋め尽くしたアンティークボトルたち。別に集めているわけじゃないんですが、たくさん集まってしまったもの、それが私の場合、アンティークボトルです。

ここにあるものは小さなものばかりで、大きなものも含めるとまだある…。

アンティークボトルなんて、一体何に使うんだ…。とお思いでしょうが、私の場合、花器として使います。逆に言えば、花器用に買ったものが多くなってしまって、その中でも多いのがアンティークボトル、という感じでしょうか。特に昔のインク瓶や薬瓶などが多いです。

日本にいた頃から、お花のある暮らしが理想でした。なかなか花束は買えないけれど、一輪挿しを買ってはグラスに生けて机に飾ったものです。その習慣は貧乏暮らしだった初期のロンドン生活でも続けていました。今もゴージャスな花束なんて買わないですが、ミニブーケを好んで買っています。大体5本ぐらいが包まれていますが、そのうち1、2本をデスクに、残りをリビングルームに。だったら花器は2個で足りるんですが、なんででしょうね〜。あれよあれよというまにたくさんのボトルたちが集まって。

目の前にお花があると嬉しくなる。

だって、色、形、雰囲気など全然違うし、生けるお花によっても変えたいんですよ! ロンドンでは花こそ手軽にその辺で買えるけれど、センスのいいお花屋さんを見つけるのは大変。花屋のスタンドはその辺にゴロゴロしていますが、どこも1種類のお花をまとめてるだけなんですよね。1本ずつ違うお花を集めてミニブーケとか作ってくれたらいいのに…。とずっと思ってるんですけど、頑なに、1種類しか買えない。もしくは、それこそ£20〜とか出してプレゼント用のゴージャスな花束を買うか。自分用のお気軽花束というのがないのですよね。それで必然的に1種類の花束を買うことになるのですが、それだと花瓶に生けてもいまいち垢抜けない。それが、一輪挿しとしてアンティークボトルに生けるだけで、かなりサマになるのです。そしてそんなアンティークボトルが、こちらでは結構お手軽な値段で手に入ってしまうのでホイホイ買ってしまったがために、キャビネット一つを埋め尽くしてしまいました。

理想はこのボトルたち全てに一輪ずつお庭で咲いたお花を飾りたい。お花は全部違う種類で…。なんて思うのですが、ズボラな私は水を変えるのもお花一つでいっぱいいっぱいなので笑、いつもリビングとデスクのみ。(そもそもガーデニングすらほぼ放置なのですが)もうちょっと余裕を持って、家いっぱいのアンティークボトルとお花たちの水を変える時間もあるくらいになりたいものです。

一番使う頻度が高い、フィッシュペースト用のボトル。昔サンドイッチなどにつけて食べる用のお魚のペーストが入っていました。小さなサイズなので、デスクやテーブルにぴったり。コーヒーテーブルにおいても目の前のテレビを邪魔しないし、食卓においても目の前の人を遮らない、ちょうどいい高さ。この形はダイヤモンド型で気に入ってますが、多いのは筒型。珍しい形や模様も集めたくなってしまう。
こちらもフィッシュペーストボトル。つぶつぶで小柄なのがイチゴみたいでかわいい。お庭で摘んだ野の花みたいな小さい花を生けるのに便利。
このブルーが大好きでよく買ってしまう。ハンドメイドなのでどれも色合いが違うからこれまた次から次へ欲しくなってしまうのです。左から、薬瓶、インク瓶、薬瓶。インク瓶は小さくて一輪生けたらいっぱいいっぱいですが、色違いで揃えちゃう。
茶色のボトルも、まさにアンティーク!という感じ。左が薬瓶、右はボーヴィルというマーマイトというペーストに似たものが入っていました。
薬瓶はかわいいラベルが貼ってあるとラッキー! ベロベロに剥がれそうでも、取れないように大切に使います。
こちらはよくありがちなフレンチのジャム瓶。シンプルで、アンティークショップでもよく見かけます。私もいくつか買ってカトラリーやペンを入れたり。しかしこのビンは他と違うのです、実は…
なんと私の大好きな鳥モチーフが底に彫られているのです! これを発見して以来、普通のジャム瓶では満足できなくなってしまった…。他に星が入ってるものも発見。
サイドにとってのようなものがついたマスタードのジャーは、ストーンウェアが多いですが、これは珍しいガラス。そしてちょっとグレーっぽいのも気に入って一目惚れ。が、浅いのでお花が浮いてしまうところが難点…。こうして実用に向いてなくても買ってしまう。笑
ダンディーのマーマレードジャーは、アンティークではメジャーなアイテム。アンティーク好きの方ならどこかで見た方も多いのでは。カトラリー入れたり何かと便利。現在私は小さな植木鉢を入れております。
フレンチのマスタードジャーは、クリアなボトルに飽きたら。かわいい文字も気に入ってます。
小さいボトルだけでなく、大きなボトルも持っております。でもボトルだけに、口が狭いのであんまり生けられない。まさに一輪挿し。
左はアンティークのカラフェ。切り子の星がかわいい。こちらも口が狭いので1〜2輪が限界。右はフランスのダノンヨーグルトのアンティークジャー。コロンとしたロゴがかわいくて一目惚れ。
こちらも色が気に入って買った大きなジャー。持ってる中で一番大きい。こんなにいっぱい花器を持っているというのに、大きな花束をもらったらこのジャーくらいしか生けられるのがない。笑

当店では雑貨も取り扱っているので、本当ならアンティークボトルたちも商品として日本に送りたい。でも、日本へ送るとなると商品の値段の割に郵送費が高くなってしまうので実現できずにいます。(ロンドンでは売ってるものもあります)ですが、委託させて頂いてる神戸のヴィンテージ&花屋、Alleyさんでは私の夢が叶い、アンティークのボトルを委託させていただきました。私好みのすごく素敵な(ナチュラル&オシャレ)お花のセレクトなのですが、そのお花たちにもぴったりあうボトルたちでした。機会があれば、アンティークボトルとプチブーケのセットなども販売したいです。

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