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海外で高級車の美装・洗車バイトしてたから洗車方法と道具を記録しておく

今回は、定期的に行う洗車についてまとめようと思います。
自分や家族だけでなく、いろいろな人を乗せるからこそ気を遣う部分や簡易的に洗車したいと時など様々な方法と道具についてまとめておきました。
道具の購入などの際に参考になれば嬉しいです。

海外に住んで洗車が得意になった20代

普通洗車というと「めんどくさい、時間がかかる」の2つが予想されるようになると思います。筆者自身も同じでした。しかし、とあるバイトの経験によってこれが簡単に感じるようになったのです。
今は昔、20代の頃の筆者は海外に移り住んでおり、仕事がない日はバイトで自動車屋で働いていました。その自動車屋は自動車整備と美装・洗車などを行う会社で、見た目雰囲気は日本のガソリンスタンドのような雰囲気でした。なぜここに惹かれたかというと取り扱う車両が普通ではなかったからです。高級住宅街に位置するこの会社は、来店する車の8割は高級車やスポーツカーで残りの2割においてもBMWのSUVが一番下ランク(金額)といったくらいでこういう世界は本当にあるのだなと実体験を通して感動していました。そのバイトでは、美装・洗車担当を募集していたので入ることにしました。

数千万円の車を洗車する”気を遣う洗車”

知っているからこそより気を使ってしまう車両たち。タイヤだけでも高いんだよなぁと考えてしまいます。ここで従業員さんに洗車の手順と気遣いポイントを習います。分かりやすい例を出すと、ランボルギーニなどのスポーツカータイプの多くがワイパーが重いです。そして車種によってはボンネットに干渉するようになっています。ですので基本的にはワイパーを持ち上げる際にはボンネットに干渉するタイプか確認して、問題なければ上げるけど、作業が終わればすぐに戻す。もし、上げたままにしていてぶつかった際に戻ったら窓ガラスが割れてしまうくらいバネが強いこともあります。
こういった感じで、それぞれの特徴や注意ポイントを学びながらたくさんの高級車に触れてきたわけです。

洗車は手順の確立でめちゃ早くなる

ここからは高級車云々関係なく、洗車についての共通点です。
日本にあるkeeperやスタンドの洗車などの多くは手順が決まっています。ですので悩む必要がありません。そして効率の良い動きになっています。これらを知っているだけで普通の洗車時間よりもかなり早く作業できるようになります。大まかに流れを書き出すと、全体を水洗い→ホイールにスプレー→天井洗い→ほか全体のボディ洗い→拭き上げ→掃除機→窓拭き→ドアなどの隙間拭き→終了といった感でした。これにコーティングや美装が入るとまた違った工程になりますが、洗車だけならこんな感じです。
洗剤は2種類で、ホイール用とボディー用の2種類でした。ホイール用はスプレーして放置しているだけでかなり多くの汚れが落ちて、その後ボディ用のスプレーで細かいところまで洗浄するという流れでしたがかなり汚れが落ちているので作業が楽々です。

業務用のシャンプーがコスパが良く、コック付きなのでさくっと入れることができます。高いシャンプーはあまり意味がなく、重要なのは下地作り作業やコーティングなのでシャンプーや安いやつを使いましょう。

ホイールにはこのようなダスト除去のスプレーをします。
その薬剤もそうですが、吸引には気をつけてください。気持ち悪くなります。これはゴシゴシ洗うというよりも薬剤に反応させて落とすというのが基本ですので、このスプレーをしてから少し時間をおいて洗浄し、上記のシャンプーで再度洗うというようなイメージです。

洗う道具については、スポンジはホイールに使うことがあるくらいで、ボディに対してはこのようなものを使ってました。そして、グローブとセームに関しては常に水の中に入れており、別々の容器に入れておくというのが基本でしたが、これは砂ほこりや小石などが付着していたら傷がついてしまうのでこのようにしていたようです。

洗車後の水を素早く拭き取るにはセームが一番です。上記で説明しましたが事前に水につけておいて、使用するときに絞るというふうにすると傷の原因を少なくし、使用時にささっと使えるのでそのようにする方がいいと思います。小さいものがよく売られていますが、大きいセームを買っておいてください。作業効率が上がるので時短で作業できます。

マイクロファイバーは使いにくいので、粗品タオルが一番いいです。いまだにガソリンスタンドなどでもこのタイプが使われているのにも意味があります。吸水性、水をある程度染み込ませておきたい場合においての保水性、洗濯を何度もするという部分を考えるとこれが良いということになります。マイクロファイバーについては保水と吸水のバランスが悪く、窓拭きなどをすると使い勝手の悪さが良くわかると思います。

作業する際にはニトリル手袋で保護しましょう。
特に業務用洗剤などは手が荒れたりするので保護が必要です。家庭用に市販されているものは手荒れしにくいですが、その分洗浄力などが弱まっているということになります。洗車は水仕事なのでニトリルは必須アイテムとなります。

ホイール洗浄をより細かく行いたい場合は、ホイール形状に合わせたブラシがあると便利です。細かいものには細めの対応が必要ですので、ご自身の車に合わせて購入しましょう。

最近はコーティングを自分施工するというのが流行していますよね。
実際のコーティングを行う場合においては、室内コーティングが基本で、外部からの汚れを極力引き込まない場所で行うのが基本となります。しかし、そんなことをお願いしてしまうと高いコーティング代が請求されてしまうので近年では自分で施工できるような簡易施工コーティングが流行しています。YouTubeでお馴染みのあま猫さんはカー用品プロデュースを行っており、簡単施工といい香り、見た目が可愛いデザインのものが販売されています。そのなかでも注目されているのがminetのワックスです。
簡易施工ならではのスプレー施工でサッと拭いて終わりというのもいいですよね。

コードレス掃除機は使い物になりません。
たくさんの車種、車内状況で掃除を行いましたが、結局のところ乾湿両用掃除機にたどり着いてしまうので、無駄な買い物をしたくない人はこちらのタイプを買いましょう。子供が食べたお菓子のカスや土、砂等の吸引はもちろん、水分を溢してしまった際などのカーペット吸引など幅広く、強靭で壊れにくく、ゴミ捨ても簡単で野外でも使いやすいのが業務用集塵機となります。海外の車は硬貨がよく隙間に落ちているのでゴミを捨てる際には仕分けしたものです。

道具と資材、手順さえわかればすぐ洗車できちゃう

上記で説明した道具と資材を事前に準備して、手順を確立することで、ワンボックスで30分程度の仕上げができます。普通車や軽自動車であればさらに時間を短縮することができるので気軽に洗車ができるようになると思います。自分で洗車することで細かい部分まで自分で見るようになるのでだんだんと綺麗な車になっていくと思いますよ!


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Re:Travel life starting from zero
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