特殊小型船舶免許を取得してみた 2023年ver.
特殊小型船舶の概要
水上オートバイ専用の船舶免許
湖・川および陸岸より2海里(約3.7キロメートル)以内
満16歳以上
1級2級船舶免許では乗れない
この当たりが重要でしょうか。
車だと大型免許を取得すれば中型や普通、原付なども乗れますが、特殊小型船舶に関してはあくまでも単一の免許としての位置にあります。なんで?なんて思うこともあるかもしれませんが、
操縦方法が全く違うので別になっている。という考え方であっていると思います。
取得に関する流れ
取得については1-3日で取得可能となっています。
学科講習及び実技講習、そして国家試験があります。
講習を行う場所によって日程が違うのでそれぞれの地域にある講習および試験実施の流れを見てください。今回申し込んだ講習場所での流れは、学科講習1日 実技講習1日 国家試験1日のゆったりとした日程でした。学科講習を先に受け、実技講習までは2ヶ月空けてからの実施だったので学科部分を忘れていないかが不安でした。
学科講習→2ヶ月後→実技講習→翌日→国家試験(身体検査、学科及び実技)
こんな感じです。自習で学科を学べる期間が長いから良いとも思えますが、間が開きすぎると大事なポイントがうっすらになってしまうのであまり日程間隔は空けない方がいいかもしれません。
試験費用
試験の費用については全国ほぼ同じですが数千円の差があります。これは講習実施会社さんによって変わるのですが、おおよそ6万円ベースというふうに考えておけば良いと思います。
私が受講したところですと65,000円でした。
この中には、
受講料
申請代行料
上記2項目合計40,750円
登録免許税 1,500円
国家試験料身体 3,450円
国家試験料学科 2,900円
国家試験料実技 16,400円
太文字合計24,250円
(太文字は全国共通だと思うので、あとは講習実施会社さんによって違うと思います)
が含まれています。
国家試験免除でできる場合もある
これは指定の小型船舶教習所に行く方法です。
前段でお話した国家試験は1日で学科と実技を行うことになりますが、指定教習所の場合は取得までリトライができるようで、実技の練習が不十分だったから不合格してしまった。というようなことは無いようです。どちらを選んでも良いと思いますし、住んでいる場所によってあるかないか分からないので調べておくといいかもしれません。
合格率の高さでわかる取りやすさ
国家試験だから難しそうだな。なんて思う方もいるかと思いますが、合格率はかなり高く90%超です。(ブロクや講習機関のHPを参照)身体検査は視力と聴力なので自動車と同じように思っていれば問題ありません。学科試験は40問の選択式です。大体のものが、この中で間違っているものを1つ選びなさい。正しいものを1つ選びなさい。のタイプなのでやさしい作りになっています。
学科試験の割り振り
・操縦者の心得及び遵守事項 12問中6問以上の正解が合格基準
・交通の方法 10問中5問以上の正解が合格基準
・運航 18問中9問以上の正解が合格基準
・かつ全体で26問以上の正解が合格基準
と書かれているものがありましたので、各項目で半分以上正解で学科は問題ないということ。
実技試験の割り振り
実施会場でコースは異なるようですが、共通項目として、
・ロープワーク
・始業点検
・エンジンの始動および停止
・走行
・直進、単旋回、八の字旋回、スラローム
・危険回避走行
・人命救助
が行われると思います。
ここで重要なのはコースの把握です。コースが分からずルートから外れたりすると減点になると思いますので、コースと実施内容をしっかりと把握することが重要だと思います。
また、様々なブログで人命救助の失敗を複数回行ってしまい、不合格だった。などの記載もあるので最後に行う人命救助まですんなり行うことが出来ればほぼ合格と思っても良いかもしれませんね。
揃えておく必需品
試験実施と申請にあたり、準備するものがあります。特に実技試験においては重要なポイントでもあるので揃えておきましょう。
・住民票(本籍地記載)
・パスポートサイズ写真
・マリンシューズ(濡れても良いグリップのある靴)
・濡れても良い軽装な服
・必要があればサングラス
・雨具カッパ(雨天時に必要)
住民票本籍地記載が必要みたいなので、間違えないようにしましょう。また靴に関してはサンダルはダメだそうです。ワークマンなどで安く売ってるのでとりあえず間に合わせる場合はそういったものを買いましょう。パスポートサイズ写真については6ヶ月以内の写真を使用するようですので、コンビニなどで印刷して持っていきましょう。
牽引と移動について
免許取得後に気になるのが、牽引や移動についてです。
大きな車を持つ人はちょうどいいものを選べば良いと思いますが、小さな車で運びたい場合においては色々と知っておく必要があるので抑えておきましょう。
軽自動車や軽トラ、軽貨物の場合、車含む全長12m以内や750kg以内の積荷という条件の他、車重量の50%以内にトレーラーと船体重量が収まることが必要となります。軽トラや軽貨物の場合、800-900kgの車重量なので実際には400-450kg以内に収めなければなりません。それを超える場合はトレーラー側にブレーキ機能つけるなどすることでクリアすることができるみたいです。
近年のジェットスキー、マリンジェット3人乗りの乾燥重量は450kgを超えるものが多く、シングル乗りの場合は難なくクリアできます。2人乗りはあまり見かけませんが、シードゥーでは現行船体でも200kg前後の2人乗りの販売が確認できているので船体選びによっては軽トラや軽貨物でも運ぶことはできるようです。
詳しい方がいましたらコメント欄に記載していただけるとありがたいです。
試験対策としてできること
試験までの期間が長かったことから、簡単な試験対策をやっていました。それはロープワークです。4種類くらいのロープワークを覚えておけば焦ることはありません。実際に使うこともあり、ボート以外でも使えるので覚えて損はありません。もやい結び、ひとえ繋ぎ、巻き結び、クリート止めの4つを覚えておきましょう。この中から1つ選出されて実技試験として出題されます。この部分に関しては点数配分が大きいのでしっかりと準備しておきましょう!
覚えている試験内容
過去問題として勉強したい方はどうぞ!
ここからに関しては通常見れない部分なので有料化しております。
こちらにあるものをすべて2-3回ずつ練習して8割以上正解できるようになれば確実に合格します。
特に個人申請で安く取得しようとする方は見ておいたほうが良いと思います。
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