Tokyo Lockdown②After Tokyo Lockdownへ
インスピレーションでシニカルユーモアで「Tokyo Lockdown」シリーズが始まり、その期間中にYoutubeの場で「EVERYBODY KNOWS?」を自主復活させた。その第一回目「Tokyo Lockdown」アルバム制作秘話を最初に関わったスタッフとミュージシャンを交えてのオンエアだった。今は音声機材、マイクなど格段にハイクオリティにシステムが組まれたが、この復活初回は、Macデスクトップ内臓マイクで全てを集約し、音楽はBluetoothで飛ばすというデジタルとアナログを行き来するデジアナスタイル。一年越えて形にはなっているが、わづか一年前はやることないし必死に何かを変えようとしていたのである。
緊急事態宣言が明けて、東京アラートというもはや誰も思い返せない時期明けを狙いシリーズの続編制作を想起したのである。というのも主戦場であるライブの現場はしばらく元に戻らぬことは、想像に難くない日常が訪れることが予想されたからである。ならば山手線高架下でトンネルシリーズで得た音の気持ちよさを追求しながら、外界にはない安堵感のある場所で録音に挑むという次なる無謀へと向かう方が健全である、と考えたのである。ただし「Tokyo Lockdown」録音時のフリージャズに長けたミュージシャンを招聘して臨むというより、独りで街に挑むことがしたいと思ったのだ。録音は「Tokyo Lockdown」アルバムではウッドベース演奏も担ってくれた江口丈典氏に一任し、バイノーラル録音、山手線高架下を移動しながら、演奏シーン以外にも街の風景や人の空気感を映し出しでもらうため、旧知の写真家・広川智基氏に依頼し、映像が江口氏の繋がりで若手の映像作家・山本春町氏と四人のチームが組まれプロジェクトは転がり始めたのである。
2020年6月12日、駒込駅〜東京駅まで。4年代に渡る男子チームはレンタサイクルを借り上げ管内を走り出した。一度下見で全行程を走破しロケハン済みである、演奏場所の目処を付けてあった箇所へ、私を先頭に、小さな冒険へ向かったのである。
つづく
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Tokyo Lockdownシリーズ完結編「Final Tokyo Lockdown」アルバムより
4/26より毎週月曜デジタル配信&MVリリース、
第一弾渋谷編
Unconscious Need-無意識の必要性-/YAZUMA -Live at Shibuya Station,12/3/2020
第二弾巣鴨編5/3スタート
Radio Sex/YAZUMA -Live at Sugamo Station,10/27/2020