見出し画像

チバイチ ~2泊3日 520kmの旅~

私は、千葉県在住の20代 会社員 男性です。

ロードバイク歴史 約2年のひよっこですが、最近ようやく200km走りきることができるようになったため、思い切って千葉県一周「通称:チバイチ」に挑戦してみました。

しかし、貧脚追い風専門家のため、ゆとりを持って2泊3日での日程としています。
チバイチをご検討中の方、ロングライドに興味がある方、もしよければ参考までに見て行ってください。

チバイチのスタートにあたって

チバイチの走行ログ

挑戦の概要

千葉県を一周する「チバイチ」ですが、距離:520km 獲得標高:1400m UP となります。
今回は、走りやすさ優先の一部、千葉県外を通過するルートを選択しました。

ルートの中に、江戸川サイクリングロード(以降:CR)や、利根川CRなどの自転車道が整備されており、それ以外の地域でも路肩が広く、コンビニにも比較的寄りやすいため、私のようなロングライド初心者には、挑戦しやすいです。

また、一人で500kmの挑戦はとてもできないため、友人と二人で挑みます。

走行計画

一周のルートですので、回る方向が時計回りと、反時計回りの2通りがありますが、今回は時計回りのルートで走行します。

理由としては、
初日になるべく距離を稼いでおきたい
千葉市→浦安市付近の市街地をなるべく短い距離で集中して走りたい。などがあります。
→2日間での走行検討中の方は、初日に市街地を走れる反時計回りをオススメします。

自身の走力と相談し、下記のような走行計画をたて、おおよその宿泊地を決めます。
(宿を決めてしまうとそこまで頑張らないといけないので、事前には決めませんでした。)

一日目:200〜250km(野田市→九十九里町)
 →
江戸川CR、利根川CRを中心の平坦基調

二日目:130〜180km(九十九里町→君津市)
→チバイチ唯一の登り区間

三日目:130km(君津市→野田市)
 →
市街地コース


以降は、実際に走った感想となります。


Day1 野田市→白子町

一日目の走行距離は、約230km
9月末の某日出発するも、空一面の曇天。

江戸川CRから関宿城を周り、利根川CRに入ると、ドン引きするほどの向かい風で、心を折られそうになりながらも、なんとか犬吠埼灯台まで到着しました。

曇り空の犬吠埼灯台

あいにくの空模様ですが、幸いにも雨に降られなかったので、ここから進路を南に変え、九十九里ビーチラインへ、ペダルを進めます。

と思った矢先、思わぬ難所がやってきます。
その名も「銚子ドーバーライン
犬吠埼灯台から、九十九里ビーチラインまでの間にある、バイパスで、アップダウンを繰り返し、交通量も多く、すでに向かい風の中170km走っててる我々のメンタルを大きく抉られました。

やっとこさ抜け、九十九里ビーチラインに入ると、海沿いに自転車道を発見!
沈む瀬あれば浮かぶ瀬ありとは、まさにこのこと。
10kmほど、ゆったりしたペースで休憩を挟みつつ、本日の宿を白子町にとり、残りは約50km程度
疲れを取るためにも、大浴場付きのお宿を予約しました。

九十九里ビーチラインと脇にある自転車道にて①
九十九里ビーチラインの脇にある自転車道にて②

Day2 白子町→富津市

二日目の走行距離は、約170km
すでに雨が降り出しており、一抹の不安を覚えながらも、進むしかないため、腹を括ります。

雨で濡れた衣服の重さに、体力を奪われつつ、いすみ市を超えてチバイチの山岳区間に入りました。

山岳区間と言っても、山道を抜けるような険しい登りではなく、アップダウンをひたすら繰り返すような道で、上級者の方からは、「これは山岳ではない」という声が聞こえてきそうですが、平坦専門家の私からすれば、立派な山岳区間です!

御宿町、勝浦市、鴨川市を越え、約60km走ったあたりで、ようやく雨が上がり足が良く回り始めた頃に、自身の空腹に気がつき、「道の駅 ちくら潮風王国」に駆け込みました。
鯵のなめろう定食を注文し、テラス席で服を乾かしながらいただきます。
嬉しいことに、アジフライとイカの塩辛付きが一緒で、お腹もメンタルも超回復です。

道の駅 ちくら潮風王国
鯵のなめろう定食

食べ終えると時刻は、すでに14:30でしたが、残りの体力と三日目の走行距離を考えると、君津市までは難しくても、富津市までは行きたところなので、予約した本日のお宿まで急ぎます。

17:00を過ぎる頃には、日も沈み始め、街頭の少ない山道をフロントライトの灯りを頼りに進みます。
途中、路肩がかなり狭い区間や、カーブで路肩に砂利が堆積している場所もあり、夜間のダウンヒルの怖さを感じました。
(※二日で完走を目指す方は、反時計回りにスタートして、日のあるうちに抜けるのをおすすめします。)

館山駅の信号の間に小さく見える富士山

Day3 富津市→野田市

三日目は、家路につくだけのパレードラン
走行距離も、120kmと当初の走行予定通りにできました。
疲労感を感じながらも、ペダルを進めていきます。

前半60kmは、木更津市や千葉市付近の東京湾岸道路を走行しました。
交通量もかなり多く、地面のアスファルトも所々うねっていることもあり、夜間のダウンヒル並みとはいかずとも、集中力を要します。

一方で後半の60kmは、海浜幕張の付近以降、自転車通行可の歩道を利用しながら、ゆっくりと進み、一応記念にディズニーリゾートを一周。

最終盤の江戸川CRに入る頃には、完全に日没後でしたが、そこは慣れた道、通行人に注意しながらも快調に進みます。

ディズイチ?の記念に一枚
旧江戸川CRからみる富士山



完走の感想

結論:ロングライド初心者にもチバイチは、完走できる。(2泊3日の日程の場合)

始め二日間で、400km走ったことで、最終日は体力的にも、メンタル的にも、かなりゆとりをもってゴールすることができました。
この感じだと、起床時間や休憩の取り方を工夫すれば、1泊2日位ならいけそうな気もしました。

お宿までのルートや、途中道を間違えたりなどの若干のトラブルも込みで、
総走行距離→524.71km
獲得標高→1455m

スタート前は、500kmを超えるロングライドに、大いにビビり散らかしてましたが、走ってみると、意外とあっさり走り切れます。
走行計画で、自身の実力から現実的な距離を決め、2泊したことは英断だったと言わざるおえません。

チバイチのリザルト

インスタや、YouTubeなどのSNSには、プロレベルに走れる方や、高価なバイクで旅を楽しむ方など、キラキラした投稿が目につきますが、等身大の走行計画と、お気に入りの愛車と、マイペースに自転車を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
気が向けば、今後も走行ログを投稿していきたいと思います。
また機会がありましたら、お読みくださると幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!