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無職夫を構いすぎない。

夫が無職だと、私のお金の使い方も難しいと感じることが多い。

現状は、私は定期収入があるけれど、貯金はほとんどない。
夫は定期収入はないけれど、一年間働かなくていいほどの貯金がある。

最初は今まで通りの生活をしながら、夫が公務員試験を目指すことにしていたけれど、やっぱり貯金が減っていくだけの生活は心配みたい。

夫はお菓子も、本も、外食も、すべてを制限するようになり、

まるで、「欲しがりません、勝つまでは」状態になっている。


あまりにそれがひどいから、夫のお金の不安を減らすために、

引っ越しをして私が家賃を全部負担することになったんだけど、

それでも夫だけまだこの超節約が続いているから、正直私までしんどい。

●夫が節約しているから、私も節約すべきじゃないか。カフェや旅行に行くなんて申し訳ない。

そんな気持ちが浮かんでくることもしょっちゅうあった。

そして、誰にも会うことなく家にいる夫チロは、私が帰ってくるのを(まるで犬が主人を待つように💦)楽しみにしている。

そんな中、

●手帳を書いたり、本を読むためにカフェに行くなんて夫の期待を裏切って申し訳ないな。

●旅行に行って何日も家を空けるなんて、夫がかわいそう。

と思っていた。

だけど私は一人時間とカフェと旅行が大好きすぎる。

夫に悪いという気持ちになって、

私まで苦しくなっていたことに気が付いたんだ。


そこからもう、人のことをかわいそう、とか、

その人のために私が頑張らなきゃ、力になろうとかそういうの、やめようと思った。

人はそんなに弱くないし、私が人の力になれるなんて安易に考える方がその人を馬鹿にしていることになる。

人は自分の力で道を切り開いていけるし、その強さを持っているはず。

そういう風に考え方を変えることにした。


そうしたら、今日も夫から

「フーミングちゃんはお金があるから、カフェに行けていいな」

と言われた。

ちょっとムッとしたけれど、それをこらえて

「節約が苦しいのなら、私が家賃ではなくてお小遣いを渡す方がいいかな。どういう方法であれば、夫チロは快適に生活できる?」

と聞いてみた。

夫はそれを聞いてハッとしたみたいで、

「ごめん、イライラしてやさぐれていた。フーミングちゃんは仕事にいっているし、カフェに行くのも旅行に行くのも何も悪いことなんてない。ごめんね。」

と謝られた。

そこから、一人で買い物に出かけて、春の暖かな風を浴びて、だいぶすっきりしたみたい。

帰ってきたときはだいぶいつもの夫に戻っていた。


やっぱり夫にとっても一人の時間って大事なんだな。

私も心配になって、かわいそうと思って人のためにお節介しすぎないこともすごく大切だなと実感。

人ってある程度放っておいた方が、一人で考えて成長するのかもしれないね。







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