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ドーハ空港内で謎のマラソンをすることに。

フィンランドからの帰りの飛行機は、

まずフィンランドからドーハへ。

ここが、6時間くらいだったんだけれど、

爆睡!でした。


行きはあんなに緊張して眠れなかったのに、驚くほどのリラックスぶりだよね。

サウナで温まったからよかったのかもしれない。

あっという間にドーハに着いてしまった。

「もっと寝ていたかったなぁ」と思うくらい。


だけど、ここで眠いと言ってぼーっとしている間はない。

なにしろ、すごく広ーいドーハ空港をこれから30分で移動して乗り継ぎしないといけないのだから。

気合を入れる。

よし、できる限り走るぞ。私。


ドーハ空港に着く。

バスで移動して、乗継の人の手荷物検査場へ。

この時点ですでに乗り継ぎ時間20分くらいしか残っていない。

まずい、走らなきゃ!


ここからは、猛ダッシュだった。

久しぶりにこんだけ走ったかというくらい走った。

近代的な、きれいな空港内を、一人の女猛ダッシュ。

痛すぎる。


走っても走ってもまだまだ道は続く。

すると、空港の人が紙の札を持って立っているのに気が付く。

「あなたは、フーミングさん?」

うなづくと、どうやら無線で連絡を取ってつないでいるみたい。

私が今ここにいることを、飛行機の人に伝えているみたい。

「こちらに走って」と、

左手で示す。

大きくうなづいてまた走り出す。

一応、飛行機の人にも私が走っていることが伝わっているみたいで安心。

だけど急がなきゃ。

すると、また空港の人が同じ紙を持って立っている。

無線でまた私がいることを連絡し、

「頑張って走って」

と応援してくれた。


その後も2,3人の空港の人が。

「あなたがいることは伝えている」

「あとは頑張って走って」


あはは、

なんだか、マラソンしながら、応援されているみたい。

とにかく無我夢中で走った。

これでもかというくらい。


応援してくれている人がいると、頑張れるってこういうことなのねと苦笑。

あー、もうしんどい。

これ以上頑張れない、と思いながらも

時計を見ながら必死で走る。


ようやく‥ようやく

出発口に着いた時は、

時間ギリギリ。。

こんなハードな乗り継ぎ時間をしているのは私だけだったみたいで、

一人ぜえはあしていました(^^;

恥ずかしい。

だけど‥

よかった、間に合ったみたい。

ホッとする。

ドーハから日本への飛行機にも乗れそうだ。


この年で、学生みたいに

こんなに走ることになるなんて思わなかった。

だけど、空港の人に応援されて

なんだか謎の達成感。

あー、間に合ってよかった!!



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