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「名前を付ける」という発見。

言葉の力ってすごい‥。

そう思ったエピソードがあったので、ここに書かせてください。


昨日、いつもの朝の日課でキングコングの西野さんのYouTubeを聞いていた。

内容としては、

「論破しようとして人に自分の主張ばかりする人の話を、人は聞こうと思わない。

むしろ、負け顔を見せた人の話なら、聞こうと思う」というもの。

つまり、

「うんうん、そうだね。だけど、一つだけ、言いたいんだけど‥」と言って人の話を聞いた人(負け顔を見せた人)が言う「一つだけ言いたいんだけど」は

人から受け入れやすいということだ。


なるほど、そうだよねと思って聞いていたんだけど、

「あ、これって考えてみたら、普通にそうだよね」と思ったの。


偉そうに意見を言いまくる人よりも、

いったん相手の意見を受け入れて、

さらに自分の考えを言う人の意見の方が人に受け入れやすい。

これはよく言われていること。


よく言われていることだけれど、

なんで私このyoutubeの内容に心動かされたんだろう?と思ってみると、

「あ!」分かった。

西野さんが、よくある現象に目を止めて、「名前を付けた」からなんだよね。


現象自体はどこにでも転がっていて、

みんな不思議にも思わない。

ほとんどの人が、何も考えずに、そういうものとして受け入れて生活している。

だけど、

その現象を「普通の物」としてスルーしないで、

切り取って、

ここでいう「負け顔を見せた人の意見は聞きたくなる」という名前をつけることで、

その現象がライトアップされる。

そのことに人は感動するんだって。

つまり、現象に的確な「名前が付けられる」と、人は心が揺さぶられる。


その時この「名前を付ける」って、発見だ、って思ったの。


私のような文系で、平凡な人間には、

ノーベル賞を受賞する能力も、

スティーブジョブスのような天才さもない。

世の中では「アイデア」を出せば成功すると言われ、

色々と無理に考えたこともあったけれど、

結局理系でもないし、天才じゃないし何も浮かばず‥

無理と思ってた。


だけど、発見ってそういうことだけじゃないんだね。

ゼロからイチを作り出す、

この世にないものを誕生させることだけではなく、

すでにあることに気が付いて、それに「名前を付けること」。


これって立派な発見なんだ、

そして名付けられることによって人って深く感動するんだと

胸が震えてしまった。


そして、

この「名前を付ける」という発見って、

心の癒しにもなるんだということにも気が付いた。

これは、長くなるので、次回に

お話したいと思います^^





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