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一人旅って自分をフルに使う最強のゲーム。
さて、サウナも終わり、後は空港へ向かうのみ。
サウナと温水水風呂でだいぶ体も温まっている。
外の気温は0度くらいのはずだけれど、
体は温かい膜につつまれているみたいで温かい。
そして気持ちも高揚してきた。
それは私、一人で旅できたんだ!という嬉しい気持ち。
最初からスマホが通じない
鍵が開かない、トラブル尽くし。
もう泣きたくなって、帰りたくもなった。
だけど、それを通って
私ってこんな遠い場所で、こんな旅をして、
一人でこうやって最強に楽しい思いをしながら歩いている。
こんな気持ち、今までの人生で味わったこと
なかったんだ。
いつもの旅行では、友達や家族がいた。
安心感と同時に新しい世界を切り開くことはなかった。
何かを乗り越える経験だって、受験勉強や入社試験、会社でのトラブルくらい。
学校だったり、会社だったりそういう誰かが引いたレールの上での経験だ。
それが、
一人旅って本当にめちゃくちゃなんだ。
全く異国に来て、自分が最終決定権者。
スマホも、道端の人も、トラブルに遭った時はひたすら使ってなんとかクリアするゲーム。
全然正統派じゃない。
スマートでもない解決方法。
だけど、それが野性的で、現実的で、自分をフルに発揮してひたすら真剣に挑む。
こんなことできるの、私にとっては旅だけかもしれない。
帰り道、ヘルシンキ駅の近くに見つけたスケート場。
スケートもしたかったけれど、残念ながらあまり時間もなく
スケート場内にあるカフェでグロッギを飲むことに。
この、グロッギ‥最強においしい。
http://jp.ndish.com/recipe/re00252/
ホットワイン風なんだけど、甘くて優しくて疲れも消えてしまうような味。
ああー、最高。
このグロッギを飲みながら、
フィンランドっ子が楽しくスケートをするのを眺めていました。
高揚する思いを抱いて(*^_^*)