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【フロントガラスに撥水剤や親水剤を塗るべき?】土砂降り時の視界確保を考慮した選択
雨の日の運転では、フロントガラスの水滴処理が視界の確保に大きく影響します。撥水剤や親水剤を施工することで、より快適な運転環境を実現できますが、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか。さらに、「何も塗らない」という選択肢も考えられます。
本記事では、それぞれのメリット・デメリットを比較し、特に土砂降り時の視界確保という観点から最適な選択を考えていきます。
1. 撥水剤(雨を弾くタイプ)
メリット
高速走行時に水滴がまとまり、走行風で飛びやすい。
視界が確保しやすく、夜間でも雨粒によるギラつきが少ない。
ガラスに汚れが付きにくく、洗車が楽になる。
デメリット
油膜ができやすく、定期的なメンテナンスが必要。
コーティング専門店ではなく個人で市販の製品をもとに施工した場合、効果の持続期間が短く、定期的な塗り直しが必要。
推奨される環境・条件
高速道路をよく利用する方
土砂降りの際の視界を最優先したい方
夜間走行時の安全性を重視する方
2. 親水剤(雨が膜状に広がるタイプ)
メリット
水滴が細かく広がり、ワイパーの拭きムラが少なくなる。
油膜が付きにくく、視界のギラつきを抑えやすい。
デメリット
低速走行時や停車中は水が流れにくく、視界が悪化することがある。
撥水剤ほど水滴がまとまって流れないため、爽快感が少ない。
コーティング専門店ではなく個人で市販の製品をもとに施工した場合、持続期間が短く、頻繁なメンテナンスが必要。
推奨される環境・条件
街乗りがメインの方
油膜によるギラつきを防ぎたい方
ただし、土砂降り時の視界確保という観点では、親水剤はやや不安要素が残ります。特に、ワイパーの効果が十分に発揮されない状況では、水膜が張って前方の視認性が著しく低下する可能性があります。
3. 何も塗らない(無加工)
メリット
ワイパーとの相性を気にする必要がなく、安定した動作が可能。
油膜をしっかり除去すれば、それなりにクリアな視界を維持できる。
メンテナンスの手間がかからない。
デメリット
雨粒がそのまま残り、視界が確保しにくい。
油膜や汚れが付着しやすく、ギラつきが発生しやすい。
土砂降り時にはワイパーだけでは水をさばききれず、視界不良のリスクが高い。
推奨される環境・条件
ワイパーの性能をそのまま活かしたい方
メンテナンスの手間を減らしたい方
しかし、土砂降りの際には無加工のガラスは視界不良のリスクが最も高い ため、安全性を考えると推奨しづらい選択肢となります。
結論:土砂降り時の安全性を考慮するなら撥水剤がおすすめ
土砂降りの雨の中で運転をした際に「視界が確保できなかった」経験あると思います。そのため、個人的には迷わず撥水剤を施工することをおすすめします。特に高速道路や夜間走行では、雨粒が弾かれて飛んでいくことでクリアな視界を確保しやすくなります。
また、撥水剤を使用する際は、ワイパーの交換やガラスの油膜除去を定期的に行うことが重要 です。適切なメンテナンスを施すことで、より快適で安全な雨天時の運転を実現できます。
市販で購入可能なおすすめ撥水剤、油膜除去剤
以下3商品は実際に自身で利用して使用しましたが、どれも性能が良かったものです。本記事を見て撥水剤施工してみようと思っていただいた方はこちらをご参考にしていただければと思います。
また、上記撥水剤を塗る前に重要になるのが、油膜取りです。油膜が残っていると撥水剤の効果を最大限に活用することができません。油膜取り剤についても実際に利用して良かったもの掲載するため、合わせて確認してみてください。
雨天時の安全運転のためには、ご自身の走行環境や好みに合った選択をすることが重要です。特に土砂降りの際に視界が悪くなった経験がある方は、撥水剤の施工を検討し、定期的なメンテナンスを行いながら安全な運転を心がけましょう。