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【テスラ_モデルY】実際どうなの?試乗レポート&ディラー営業にした質問と回答

近年ではガソリン車が無くなり2035年にはEVシフトされると言われています。そのため近年ではEV車が増えてきています。
各メーカーがEV車を販売したり、充電スポットを増やすなど着々と準備が進んでいる印象です。

ですが私自身EV車が増えるとは思っているものの、正直ハイブリッド車は残り続けると思っています。完全EV化はハードルが高いと。

そんな私がひょんなことからテスラを試乗してみたいと思い、実際にディーラーへ行き試乗してきました。

結論としては、
・補助金を利用して安く乗りたい
・最先端の技術(IT)車両に乗りたい
・EV車が欲しい
という人にはおすすめ。

逆に、
・高級感を求めている人
・アナログな操作で運転したい人
にはおすすめできないです。

●モデルYの車体情報(サイズ、航続距離、価格)

車体サイズ
全長4,760 mm×全幅1,925 mm×全高1,625 mm
→全長と全高だけだとミドルサイズSUVに近いと思うが、全幅が1.9m以上あり、都内だと駐車場問題が発生する。

航続距離
595 km
→国土交通省審査値(カタログ値)のため、実際のところは450km程度が妥当なところです。

価格
5,337,000円~6,979,000円(車体価格 ※オプション価格は除く)
→ここから実際に補助金などの割引が入るので、一番安いグレードであれば乗り出し価格は500万円を切ってきます。

●車両画像(外装、内容、トランクルーム前後)

-外装

-内装

フロントはタッチスクリーン(15インチ)しかなくスッキリしておりシンプル。
2列目は身長181cmの私が座ってもこの広さで快適。
(運転席は165cmのドライビングポジション)

-トランクルーム(前後)

前にもトランクルーム。機内持ち込みサイズのキャリーケースなら入るほどの容量。
広いラゲッジルームで2列目を倒すとフルフラットになる。フルフラットのため、車中泊にも便利。テスラはキャンプモードもあり、電気で車内を快適な温度にするためキャンプ好きにとって魅力的。

●試乗して感じたこと

・EV車ならではの加速力がある
・タッチスクリーンに最先端で技術が詰め込められている
・精度の高い自動運転機能
これらを特に感じました。

EV車ならではの加速についてはGを感じるほどで、一般のガソリン車ではなかなか感じることができないものになっています。公道を走っていて加速力を必要とする場面はほとんどないですが、いざという時には良いと思いました。

タッチスクリーンには全ての情報が集約されており、これだけを見ればいいという安心感がかなりありました。ナビはGoogleマップ連携で、最近のマップ情報が読み込まれるだけで無く、Googleアースのような実際の画像も反映されます。

そして自動運転の精度も高いという印象です。ナビにカメラで読み取る内容を反映しているのですが、交差点の信号(点滅含む)から歩行者まで読み取り、人の目で見るのと変わらないパフォーマンスをしていると感じました。

●ディーラー営業にした質問と回答、回答に対して感じたこと

Q:購入年齢層はどのくらいになるのか。
A:20代~40代が大半を占める。

→店舗へ行った際の周りの客層は20代カップルや30代ファミリー、30代男性1人と確かに若い印象でした。

Q:若い層に売れている印象だが、理由はあるのか。
A:主に2つ。
1つ目は補助金などもあるので、安いということ。
2つ目はITの最先端車両のため、すべてが電子化されている。

補助金については、東京都が特に手厚く行っている。なので購入する場合は東京で購入することをおすすめ。
電子化という部分について、車検の連絡など含めてすべてペーパーレスで行っており、ナビ画面に表示される。なので、レクサスなどのサービスがいいところを経験して、そのような対応(接客や書面での案内など)を望む高齢層の方はテスラを選ばない。

→1つ目の補助金についてはEV車を購入すると補助金が出るので実質65万円ほどの値引きと変わらないです。
2つ目の電子化についてはサービスよりも技術を求める、電子化含めて店舗サービスは利用しない人にとってはおすすめできます。

Q:購入者の特徴はあるのか。
A:最先端の技術が詰め込められた車両である点から、IT企業や外資系企業に勤めている方が購入される割合が多い。

→実際に試乗してみて全てが洗練され、簡略化している印象で、ムダのないこと、新しいものが好きな人が欲しいと思うというのを感じた。直感的な操作を求める人やラグジュアリー感を求める人は、操作がしにくい、内装が寂しいと感じます。

Q:買い替え(乗り継ぎ)の頻度はどのくらいが推奨か。
A:推奨は特にない。現状お客様の中で見ると、人にもよるが4~5年ほど。短い人は初回車検前に乗り換え、長い人は10年乗っている。テスラはiPhoneのようにタブレットナビのOSをアップデートすれば最新の状態で乗れる(イメージとしてiPhone8をOSアップデートで利用できるのと同じ)
EV車なのでバッテリー問題もあるが、保証対応もしている。

→買い替え期限の推奨を明確にしない点から、リセール面は良くないことを物語っている。これはテスラに限らずEV車の課題です。リセールはあたり考えず割り切って乗れる人におすすめで、リセールを求める人にはおすすめできないです。

Q:自宅に充電スポットの設置が必要か。
A:無くても問題ない。購入者の9割がマンションで一軒家の人は1割ほど。営業の私自身が月に1.5万キロ走行するが、マンション住まいで自宅に充電スポットがなくても問題なく運用できている。
体感値として月間2万キロ以上走行する場合は、自宅にあった方が便利と感じるかもしれない。

→運用できることは確認できたがネックはやはり一回の満タン充電で入れる距離であると感じます。近場の運転しかしない人は良いけど、旅行など長距離乗る人は物足りなさを感じてしまいます。

Q:売れているモデルやカラーなどはあるのか。
A:モデルYか3が売れている。都内の機械式駐車場を利用する人はモデル3がサイズ的には多い。平面駐車場などであればモデルYが多い。カラーは白が多い。

→実際に都内で試乗していてテスラとすれ違った時も、モデル3に乗っている人が多数でした。モデルYは全長だけでみると4.7〜4.8mとミドルサイズSUVではあるものの、全幅が1.9m以上あるので、機械式はもちろんのこと、普通の駐車場も枠はみ出して駐車することになります。そのため都内でモデルYは駐車場問題が発生するので住む地域や環境によって変わります。 

●テスラは買いなのか?

個人的には、EV車が欲しい人は買うが良いと思います。EVやガソリン(ハイブリッド)どちらかは決めてない人で補助金込みで安く、リセールは気にしない、飽きのこないデザインの車両がいい人にもおすすめです。
ただ、EVにこだわっていない、内装に高級感を求めている人、接客含めたサービスを求める人はテスラではない他の車両を検討に入れたいというところです。

テスラはセダンとSUVのみだが、ミニバンが出れば需要が増えそうと感じます。補助金あり、一部免税、維持費も安いとなると、ファミリー層が求めるので、ファミリー層向けにミニバンを出したら個人的にはかなり売れるのではないかと推測します。
私自身、テスラがミニバンを出したら速攻で試乗すると思います。そして航続可能距離含めたEV車の懸念が解消されれば購入します。

テスラは高すぎず、最近の車で面白いので、気になる人はぜひ試乗してみてください。私もテスラには市場と合わせてどう進化していくのかウォッチしたいと思います。

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