Please MR. Postman
《1》楽曲解説
長い間、この曲はビートルズのオリジナル曲だと思っていました。
実は、アメリカのマーヴェレッツ(The Marvelettes)というグループの曲だそうです。
マーヴェレッツは女性のグループで、Please MR. Postman は、1961年のデヴュー曲です。
♪ If there's a letter in the bag for me
その鞄の中に私宛の手紙はありませんか?
と歌っていますが、男性への思いを書いた歌詞で、
The Beatles は、女性への思いを書いた歌詞に一部変更したようです。
歌詞の中に、Gal とか She とか Girlfriend とか出てきます。
オリジナル版のキーは、
E♭(変ホ長調)です。
《2》ビートルズ版
ご紹介するのは、何かのテレビ番組に、The Beatles が出演したトーク風景から収録されています。
こういったお茶の間?番組に初期のビートルズは出演していたのですね。
エド・サリバン・ショーだけではなかったようです。
トークの後、いよいよ演奏。
出だしと中間の、ドラムとヴォーカルだけの箇所で、
ポールとジョージが、「ン・チャチャ・ン・チャ」と手拍子しています。
♪ Oh yes, wait just a minute mister postman
Wait, wait mister postman
のところと、
♪ You gotta check and see one more time for me
のところです。(もう一箇所ありますが歌詞が聴き取れませんでした)
楽しいですね♪
ビートルズ版のキーは、
A(イ長調)です。
《3》オリジナル版
マーヴェレッツのオリジナルヴァージョン。
ちょっとキーが高いです。
というより、The Beatles がキーを下げて演奏したのですね。
The Beatles が Girlfriend と歌った箇所は、Boyfriend になっています。
《4》カーペンターズ版
歌詞は BoyFriend に戻っています。
カーペンターズ版のキーは、
ビートルズ版と同じ、
A(イ長調)です。
Please return to…
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