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ハワイの人気お土産パタゴニア!人気だけでなくその取り組みも凄いんです

少し過ぎてしまいましたが、6月5日は、「世界環境デー」です。1972年6月5日にストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して、自然環境や生態系の保護などその重要性を認識し、啓発を図るために制定されました。日本では、環境省がこの6月を「環境月間」に定めています。

ハワイのお土産としても人気のパタゴニアは、環境にとっても優しい

今回は、この「世界環境デー」「環境月間」にあわせて、ぴったりなお店を紹介します。それは、「パタゴニア」です。ハワイには、ノースショアのハレイワ店とワード地区のホノルル店とパタゴニアショップが2店舗あります。

ハワイ限定のパタロハは、特にお土産にも大変人気ですよね。でも、パタゴニアは、人気だけじゃなく環境にもとっても優しいパイオニア企業なんです!今回はそのパタゴニアを紐解きます~。

ちなみに、ハワイ限定のパタロハとは?

ハワイのお土産としても大人気なのが、ハワイ限定の「パタロハ(pataloha)」のアイテムです。このパタロハは、「パタゴニア(Patagonia)」と「アロハ(Aloha)」を組み合わせた造語です。

⇩の写真は、ホノルル店なので、「pataloha Honolulu」と入っています。ハレイワ店では、「Haleiwa」と入ってます。
Tシャツ、キャップ、エコバック、ポーチ、タンブラーなど様々なアイテムがあります。

現在、店頭に並ぶパタロハ商品の一例

環境にやさしいアパレル

1994年、パタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナード氏が、パタゴニアのスポーツウェア製品のすべてを100%オーガニックコットンに移行するという指示を出したといいます。その理由は、それまで使用していたコットンの栽培には、農薬が使われ、化学肥料など化学物質が土や水、空気といった環境汚染していることに気づいたから。

その2年後の1996年、パタゴニアは、すべての製品を100%オーガニックコットンに切り替えました。

今でこそ、SDGsの一貫で、持続可能な社会の実現のためにと、 環境に配慮した素材を使用する企業が多いですが、1994年という、早くから環境保護に対して、パタゴニアは、取り組まれているパイオニアです。

地球を救うために、私たちはビジネスを行っている

パタゴニアは、「私たちの地球を救うために、私たちはビジネスを行っている(We’re in business to save our home planet)」というミッションを掲げています。ホノルル店には、そのミッションが入口入ったすぐの床に刻まれています。

オーガニックコットンのように、生産過程において、地球環境や働く人々にまで配慮した商品づくりを心掛けて、さらに、サステイナブルな取り組みとして、地元NPOと協力し、植樹やビーチクリーン、アップサイクル、環境教育などをお客様向けに行っています。

地域コミュニティへ貢献

さらに、環境にやさしい商品を提供しているだけではなく、ハワイNPO団体といった地域コミュニティにも貢献しています。こちらは、ホノルル店内にあったボードですが、全世界のパタゴニアは店舗は、毎年環境保護に取り組む地元のNPO団体に環境助成金を出されているそうです。

パタゴニア ハワイは、地元のNPO団体に 今年55,000 ドルを寄付されています。

寄付したNPO団体
●アカカ・ファンデーション 9,000ドル
●コウラウ山脈流域パートナーシップ 9,000ドル
●ハワイ大学ファンデーション&PEPP 12,000ドル
●Changing Tides ファンデーション 5,000ドル
●他4団体

地元アーティストがNPO団体を表現したポストカードを配布

店内には、無料でポストカードを配布していました。
このポストカードの裏には、日本語でNPO団体の説明とアートの説明、描いたアーティストの情報が入っていました。

シュモクザメに絡まった海洋ゴミ
右のポストカードの一番上は、ビーチクリーンアップ活動を行い、ハワイの美しい自然を取り戻すことを目的に活動している「808 CLEANUPS」。このアートは、ハワイ出身のオルティス夫妻「Wooden Wave」が描いたもので、808 CLEANUPSがビーチクリーンアップをしているものの、プラスチックや海洋ゴミがシュモクザメに絡まり、自然に影響を与えていることを表現しています。

大地の神「パパハナウモク」
中央のポストカードは、コウラウ山脈で外来種の除去など保護活動を行っている「コウラウ山脈流域パートナーシップ」。ハワイ在住のパンキーアロハがコウラウ山脈を背景に大地の神「パパハナウモク」がハワイの島々に生命を与えている場面を描いたもの。

タロイモと自然を守る人
164ヘクタールの湿地帯の生態系保護や持続可能な農業を目的にタロイモ栽培を行う「カコウ・オイヴィ」。ハワイ出身のソロモン・エノスさんが、カコウ・オイヴィの豊かに実ったタロイモとその土地を守るハワイの人々を描いたもの。

アートを通じて、自然環境保護を訴えるアート。このポストガードは無料でいただけるので、気軽に、環境について考えられる機会にもなりますね。

パタゴニアの活動

パタゴニアには、パタゴニア・アクション・ワークスというものがあります。これは、環境保護などに関心の高いお客様とパタゴニアの助成金を受けるハワイNPO団体を結びつけるための活動です。
ウェブサイト(https://www.patagonia.com/actionworks/) では、選択した地域のNPO団体の紹介・寄付サイトをはじめ、近日開催されるイベントの紹介、スキルを提供するセミナー・トレーニング情報が掲載されています。

パタゴニア・ホノルル店で開催されるイベントはウェブサイトでチェックできます。
https://www.patagonia.com/stores/hi/honolulu/535-ward-ave/store_honolulu.html

売上の1%を貢献(1% for the Planet)

パタゴニアは、1985年以来、自然環境保護のために売上の1%を貢献し、これまで1億4,000万ドル以上の寄付を世界中の環境保護団体に行ってきました。その活動は、ついには、2002年、パタゴニアの創設者であるイヴォン・シュイナード氏と、ブルー・リボン・フライズ社オーナーのクレイグ・マシューズ氏が、自然環境保護に貢献するビジネスの奨励を目的とした非営利団体「1% for the Planet」を設立。今では、売上の1%を寄付することを誓約した企業が加盟するネットワークが、同団体を通じて、世界中の5,000社以上が加盟しています。

ホノルル店の建物は歴史建造物

そして、このホノルル店の建物にも秘密が隠されていました!

カカアコにあるホノルル店は、1920年代、ニューヨーク生まれの建築家兼エンジニアの E. W. エリス氏によって建てられた工業用の建物です。その当時、建設費は 2 万ドルかかり、建物の壁の窓には、3,600 平方フィートもの網入りガラスを使用したそう。シカゴに本拠地とするディアボーン・ケミカル社(Dearborn Chemical Company)の倉庫として使われていました。

カカアコ地区は、古い工業用の建物を取り壊し、高級なコンドミニアムの建設ラッシュとなっていますが、この倉庫は、現在カカアコ地区に現存する第二次世界大戦前の軽工業用の石造建物という唯一の建物。

そこで、この倉庫は、2018年、1920年代の倉庫に復元し、建物を保存。その建物が、パタゴニアのホノルル店となりました。2019年には、アメリカ合衆国・国家歴史登録財(National Register of Historic Places)、ハワイ歴史登録財(Hawaii Register of Historic Places)に登録されました。

是非パタゴニアの活動をチェックしてみてください

いかがでしたでしょうか。
パタゴニアのハワイ限定「パタアロハ」の商品はとっても人気ですが、パタゴニアの環境に対する取り組みはご存じでしたか?

ホノルル店では、店内の様々な場所で、環境保護の取り組みの紹介やイベントの紹介などがありますので、是非チェックしてみてください。パタゴニアは、「地球を守ることが仕事」なのです。素晴らしい取り組みですね。

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