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男の前でバカを装うか、外人とつきあうかの二択?

外国人男性と恋愛した方がいいか診断」は、国際恋愛の適性をはかるチェックである。まだなら先ず試してから読み進めることを推奨する。

前回まで「男を立てるのにウンザリしている」「 職場のセクハラに辟易している」「 気が強いという印象を与えないよう気をつけている」「ゲーム、サッカー、仕事以外の話の出来る男性に会いたい」について考えた。

今回は◆ 男性に対し知性、能力など優れた点を隠すのに疲れている ◆を検討しよう。これは前回のテーマ、「話し相手になれるような男性が日本にいない」問題とも密接に関っている。

日本に留学中のある中国人女子学生がそのブログで、「ゼミで発表者に質問をすると攻撃と取られる。知的に鋭い女性に日本の男子学生は脅威を感じる。無知を装うとモテる。しかしバカのふりをするのはもう疲れた」と書いていた。

彼女の気持ちはよくわかる。私の知性も常に評判が悪かった。若い頃は特にそうだった。思えば子供の頃からだ。成績は常に一番だったので、嫌味を言う男子もいた。

大学生の頃出たあるパーティーに政治家が何人か来ていた。国会議員だったと思う。彼らに興味のある話題をと思って、何だったか忘れたが、当時話題になっていた社会問題だか政治だかの話題を振ったところ、内の一人が不機嫌になり「こういう場所でそういう話題を話すのはふさわしくない」とたしなめられた。興醒めだ、というわけだ。では一体どういう話題で話したかったのだろう。

それはその政治家をやりこめる目的で議論をふっかけたというようなことではなく、単にニュースになっていたようなことを話題として提供しただけであった。仮に議論をふっかけられたのだとしても、政治で飯を食うほどの者ならば、女子学生風情の挑戦を受けいでどうする。

こんな程度の者が政治家なのかと心底幻滅した一件である。以来、政治家一般を見直す気になるような出来事には未だ出会っていない。

さて。外国人男性がマッチングアプリに書く女性に対する希望を読むと目を疑う。
「知的な女性、教育水準の高い女性、自分の望みを知っていて、何にでも自分の考えを持っている女性云々」・・・そういう事を書く人が実に多い。本気ですか?日本人男性のプロフィールにおいて、女性の知性に言及しているのを見た覚えがない。むべなるかな、我が国では「自分の頭の良さを男に悟らせないのが本当に頭のいい女」なのだから。

謙遜大国・ニッポンでは、男女を問わず自分で自分を「頭がいい」と評するような傲慢は到底受け容れられない。が、外国人たちは男も女も「私は知的で、面白くて、誠実で、情熱的で……」と書いている。日本以外の国では、なんと女性の知性は男性に対するアピールポイントなのだ。

日本人以外の男性には、私の頭の良さはとても評判がいい。私は何についてもよく知っていて頭の回転が早く、話が面白いそうだ。私の恋人たちは全員、私の魅力のうちに知性を挙げる。ある男性は、頭脳労働に従事する私について、「Smart brain is sexy」と言った。彼らといると自分を偽る必要がなく、私の特質は評価され喜ばれる。私にとっても、日本人より外国人に会話の面白い人が多いということがわかるにつれ、日本人男性とデートする理由が思いつかなくなって行く。

男性の、女性の知性に対する態度について、「こちら側」はあちら側と、明確に隔られている。

誰しも「いたい側」を選ぶことが出来る。あなたが恋愛において自分の知性、能力、学歴、業績などを隠し、殊更謙遜することに疲れているなら、市場チェンジのタイミングかも知れない。

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