フランスバレーボール界の黄金の未来(と現在)を担うジャン・パトリィ
元記事:https://www.lefigaro.fr/sports/autres-sports/jean-patry-l-avenir-et-le-present-dore-du-volley-francais-20210901
見出し写真:FIVB
※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。
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元フランス代表選手のクリストフ・パトリィの息子であるこのオポジットは、24歳にしてオリンピックチャンピオンのフランスチームのスターターとしての地位を確立しました。彼は非常に早い時期に才能を発見しました。
8月7日の有明アリーナで、バレーボールフランス代表は、ロシアを鬼門の5セット(25-23、25-17、21-25、21-25、15-12)で破り、史上初のオリンピックタイトルを獲得しました。若干24歳のジャン・パトリィを起点とし、伝統的に熟成に時間を要するポジションで、まさに早熟の現象が起きたのです。しかし、彼に重圧がかかりすぎることはありません。
「私は幸運にも、私に信頼を寄せてくれている仲間たちに囲まれ、最高のポジションにいることができました」
彼は、フランスがユーロの初戦を戦うエストニアのタリンに向かう前に、Le Figaro誌に打ち明けた。
「ベンジャミン(トニウッティ)にしても、アントワーヌ(ブリザール)にしても、僕がパフォーマンスを発揮できる最高の状態にしてくれます。特に自分たちが意識しているのは、『大きなチームである』ということです。個人的には、オポジットとしては24歳はかなり若い年齢であることは事実ですが、私はチームに支えられています」
この早熟さは、父親のクリストフ・パトリィが1980年代末に25回も国際試合に出場していたことから、遺伝的な要因と関係があるかもしれない。父親のクリストフ・パトリィは、息子についてこう語っています。
「ジャンは子供の頃、柔道とテニスを少しやっていました。しかし、彼はベッドにボールを置いて寝ていました。私は彼の最初のコーチで、彼の多才さに取り組んでいました。彼は得意なポジションがなく、あらゆるポジションでプレーしていました。彼にとっては、あらゆることを少しずつこなすことが重要だったのです。
しかし、彼がプロになれると気付いたのはかなり遅かったです。彼は私よりもずっと強い。彼は私の知らないところで進化しているのです」
ジャンは次のように語っています。
「大会後の休暇中、父親とはあまり会っていませんでしたが、準決勝に勝った時に彼がとても感動したことは知っています。父の方がよっぽど今回の結果に興奮し、感動しています。彼は私にどれだけ誇りに思っているかを話し続けていますが、落ち着くにはまだ少し時間がかかりそうです」
モンペリエ出身の彼は、「この夏に経験したすべてのことの後には、休暇が必要でした」と和やかに語った。
「リラックスして、一息ついて、何か他のことを考える必要がありました。自分がオリンピックチャンピオンであることをまだ実感できません。理解するのにまだ苦労しています。このタイトルの効果を実感し、それを本当に理解するにはもう少し時間が必要だと思います」
そして、こう付け加えました。
「体力的には、回復しきれていないことを隠すつもりはありません。その点では、我々よりもフレッシュなチームとの戦いは複雑になるでしょう。相手のアイデンティティにこだわらず、一戦一戦、自分たちのゲームをしていかなければならない。今大会ではそれが功を奏しました。これからもそうしていかなければなりません」
「もちろん、代表監督をロラン・ティリしか知らない私にとっては、最初は違和感があります」
パトリィは、このペースを維持し、フランス代表の高いモチベーションを維持するためには、新しいスタッフの貢献が決定的なものになると信じている。
そして、ロラン・ティリに代わってブラジル人のベルナルジーニョが監督に就任したことが、決定的な意味を持つと考えている。
「最初のコンタクトはとても良かった。ベルナルドはフランス語を話そうとしていて、彼のコミットメントを示しています。
彼は伝説的な監督であり、私は心配していません。確かに、代表監督をロラン・ティリしか知らない私にとっては、最初は違和感があります。
しかしチームにとっては、新しいモチベーションの源を見つけ、新しいダイナミックさを生み出すために、ある時点で変化があることが必要だと思います。
ロランと一緒に成し遂げたことは、特にこのオリンピックタイトルを最終地点として、永遠に残るでしょう。
そして、新しいトレーニング方法と試合の分析方法で、新しい章を始めるのは良いことだと思います」
彼によると、このユーロのために自分にプレッシャーをかけることはないということだった。
「この夏の最大の目標はオリンピックだったので、これは仕事の第一段階であり、ボーナスでもあります。オリンピックは完璧に達成しました。ですから、このユーロでもう一つのメダルを目指すのは良いことだと思います。
そうすれば、バレーボールがもう少し支持されるようになるでしょう。東京五輪では、バレーボールは人々の目に別の次元で映りましたから。
しかし、それ以上に自分たちにプレッシャーをかけるべきではありません。東京で成し遂げたことは非常に大きなものであり、もしユーロで思い通りにいかなかったとしても、緊張したり、すべてを疑ったりしてはいけないのです」
「自分の調子が悪くなったり、ピッチの外に出てしまうことがあると思いますが、それもまたゲームの一部なのです」
「すべての面で向上するよう努力しなければなりません。精神的な面では、ここ数年でかなり鍛えられたので、これからも落ち着きや自信、安定感を求めていきたいです。
オリンピックではそれができたと思いますし、これからもそうしていきたいと思います。私は、自分が良くない時があることを知っています。しかし、それはゲームの一部なのです。常にベストな状態でいることはできないということを受け入れるには、精神的に強くなければなりません。でも、私は自分にプレッシャーをかけません。試合ではそうしていましたし、そうやって落ち着きを取り戻し、良い状態を保つことができたのです」
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