北海道旅行記:とりあえずどこかに行く旅(3日目:深名線バスの旅)
旅3日目(2022年6月9日)
※今日の記事はいつもよりも写真が少ないです。
3日目は、昨日と同じく旭川出発、旭川着だ。今日は、深名線に乗りたいと思う。
深名線とは、深川市と名寄市を幌加内町経由で結ぶ路線。かつては国鉄、JRが鉄道で運営していたが、JR深名線は1995年に廃止された。
その後は、ジェイアール北海道バスが廃止代替バスを運行している。
JRと通しの乗車券を作ること(ex,札幌⇒幌加内など)はできないが、深名線バスは「Hokkaido Love!6日間周遊パス」や、「北海道フリーパス」でも乗車することができる。
つまり、これらのフリーきっぷを持っていれば、追加料金なしで深名線バスに乗れるということなのだ。鉄道の周遊きっぷでバスに乗れるというのは、何だか国鉄の周遊券を思わせる。(国鉄時代は知らないが)
さて、旭川から特急で深川まで行き、そこから深名線に乗る。
鉄道と廃止代替バスは接続が取られていないことも多いのだが、深名線は特急ライラックから乗り換えやすいダイヤになっており、車内放送でも「深名線バスは〇時〇分~」と車掌さんの案内放送が流れる。
深名線バスのバス停は、深川駅前にある。中央バスや沿岸バスが発着する「深川十字街」よりも駅からアクセスしやすく便利だ。
深川駅前から、10時25分発の快速幌加内行きに乗車。この快速バスは、深川市内でいくつかの停留所を通過する。
始発から、私含め3人が乗車した。1人は地元民と思しきご婦人で、もう1人は旅行者のような雰囲気。
今回乗ったバスは高速バス仕様の車両だった。にもかかわらず乗客は3人しかいないため、広々としていて快適だ。
途中、深川市の「多度志(たどし)」で地元民と思しき乗客が下車。残りは私含めて2人となった。
その後は乗降ともに全くなく、私含む2人が乗ったバスは、11時33分に幌加内に到着した。
幌加内のバス停は、バスターミナルとなっていて、立派な建物もあった。
昼ご飯は、バスターミナル内にあるお店「幌加内そば 雪月花」で頂く。
幌加内は道内でも有数の、そばで有名な地域。せっかく来たから、そばを食べるのは当然と言えよう。
平日だったが、お客さんは多かった。店内に入るまで10~20分くらい待たされ、バスに間に合うかと心配になったが、無事そばを食べることができた。
そばを食べた後は、バスターミナル周辺を歩いてみる。
バスターミナルから少し歩いたところにある、幌加内駅跡。駅名標と線路があった。
幌加内は豪雪地帯としても有名な場所らしい。冬に訪れてみるのも面白そうだ。
さて、引き継ぎバスに乗る。幌加内から、12時58分発の名寄行きバスに乗車。
乗客は私含めて2人。もう1人は、深川からバスに乗っていた人のようだ。
6月~8月末に限り、このバスは朱鞠内(しゅまりない)湖の湖畔まで行く。といっても観光バスではないので、ただ湖畔までやってきて、すぐに元来た道に戻るというだけである。
朱鞠内湖には宿泊施設もあるから、そこを利用する人にとっては便利だと思う。
幌加内から約2時間、14時45分に終点の名寄到着。乗客は私含めて2人という状況がずっと続き、途中の乗降は全くなかった。
深名線バスの利用者の少なさを実感する旅になってしまった。そばで有名な幌加内、観光名所の朱鞠内湖もあり、それだけでなく深川市内や名寄市内の移動に使う余地もあると思うのだが…
みんな自家用車で行ってしまうのだろうか。たまにはバスを使って欲しい。
名寄で図書館に行ったりして、適当に時間をつぶした後は、和寒に寄り道した。
本当は、隣の塩狩駅の方が興味があるのだが、普通列車しか停まらない駅なのでなかなか行きづらい。
和寒町の中心駅で、特急停車駅でもあるが、無人駅。
跨線橋からの眺めは素晴らしい。
和寒駅周辺を散策した後は、旭川まで戻った。
本日はこれで終了。明日は旭川を離れ、帯広まで向かおうと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。