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北海道旅行記:夏の岩見沢周辺を巡る(1日目:札幌⇒岩見沢・三笠)

もう2023年になってしまったが、まだ書いていない旅行記があるので、投稿していこうと思う。
今回は、札幌から近い、岩見沢周辺を巡った旅(3泊4日)の様子を書いていく。

旅1日目(2022年7月31日)

日本各地から、旅行者が北海道に集中する夏。
旅行者ばかりでは快適性も損なわれるし、新型コロナウィルスも流行が強まりつつあったため、遠出をすることはやめようと思っていた。

2022年4月以降、北海道各地を回っている私だが、まだ行くことができていない場所は数多くあった。
その一つが、札幌から近い岩見沢市と、その周辺地域である。

「空知の首都」岩見沢市について

岩見沢市は、空知総合振興局管内に位置する自治体。
人口は7万人を超えており、空知地方の「市」が石炭産業とともに著しく衰退する傍ら、(例:夕張市、歌志内市など)

岩見沢はまだ確固たる「都市」の地位を築いている。

札幌市からも近く(JR特急で30分弱、高速バスで1時間)、通勤しようと思えばできる距離感にあり、「札幌圏」に含まれる地域だと思われる。

このような地理的条件から、空知地方の中では南幌町などと同様、札幌との結びつきが強い自治体だと言える。

日本海から比較的近く、北海道内陸部に位置しているということもあり、大雪が降りやすい地域としても知られる。
北海道内の「特別豪雪地帯」の中で、最大の人口を有している自治体で、北海道を代表する豪雪都市と言えよう。

札幌⇒岩見沢:中央バス「高速いわみざわ号」

地下鉄東豊線で札幌駅まで行き、駅から徒歩で「札幌駅前バスターミナル」へと向かう。

札幌駅前バスターミナルからは、岩見沢、夕張、滝川、留萌、旭川、遠軽など、道内各地へと向かう高速バスが発着している。

東豊線さっぽろ駅から近く、東豊線ユーザーにとってはJR札幌駅よりも利用しやすいのではないだろうか。

さて、バスターミナルから、岩見沢行き「高速いわみざわ号」に乗る。

岩見沢にはJRで行くこともできるが、高速バスの方が安い(特急はもちろん、普通列車で行くよりも安い)ため、今回はバスで行くことにする。

なお、中央バスの非予約制高速バスでは、交通系ICカードを使うこともできる。
旅行当時は、SAPICA(札幌の交通系IC)を使うと10%ポイントが還元されていた(2022年10月より3%に変更)ため、SAPICAを使用した。

さっそくバスに乗車。
運転手すぐ後ろの席に座ると、運転手から「間隔を空けて座ってください」とアナウンスがあった。

コロナ禍特有の放送かと思いながら座り続けていたのだが、どうも
運転手すぐ後ろの席には座るな」という意味だったらしく、席を移動することになった。

それならはっきりそう言ってくれるか、席にそう書いてくれると言いのに、曖昧な言い方をしないで貰いたいな。

少しモヤモヤとした気分になる中、バスは札幌駅前ターミナルを出発。

高速いわみざわ号は、中央バス札幌ターミナル(テレビ塔付近)、サッポロファクトリー前や菊水元町7条などに停車するが、ほとんどの乗客は駅前ターミナルから乗ってくる。

約1時間ほど乗車し、終点の岩見沢ターミナルへと着いた。

岩見沢⇒三笠:中央バスの路線バスで行く

岩見沢からは、路線バスで三笠市まで向かう。

札幌⇔三笠間は、一応「高速みかさ号」というバスが運行されているのだが、本数が少ないため、基本的には岩見沢から路線バスを使うことになる。

岩見沢ターミナルから、三笠市の幾春別まで行く路線バスを利用する。
本数は1時間に1本以上はあり、まだ利用しやすいレベルだと思う。

なお、札幌市内のバスとは異なり、交通系ICカードは使えないので、注意が必要だ。

1時間ほど乗車し、終点の幾春別で下車。

三笠市幾春別を観光

幾春別は、かつて炭鉱で栄えた地域である。
三笠市中心部より更に奥地にあり、岩見沢市街や高速道路からも離れているため、衰退著しい地域でもある。

さっそく、幾春別地域で数少ない飲食店である「更科食堂」で昼ご飯を食べる。

幾春別にはセイコーマートや、スーパーなどもないため、食堂は貴重な存在だ。

昼ご飯を食べた後は、三笠市立博物館を見学した。

博物館の周辺も、ある程度整備されていて、楽しく散策することができる。

かつての繁栄を忍ばせる建物も、随所に存在する。

博物館から離れ、旧奔別炭鉱というところへやってきた。
この日(7月31日)は、ちょうどイベントか何かをやっていたらしく、10~20人ほど人がいた。

建物内を見学できるイベントも(有料で)行われていたようだったが、一人だけだとなんとなく心もとないのでやめた。

その後は、幾春別市街地を散策し、

幾春別バス停(旧幾春別駅跡)まで戻ってきた。
日曜ということもあり、公衆トイレも兼ねているバス停周辺には、バイク乗りが多数いた。

幾春別には、かつてJR幌内線(岩見沢~三笠~幌内、三笠~幾春別)という路線が通っていたが、1987年に廃止。
現在は路線バスでのみアクセス可能だが、岩見沢からそれほど遠くはないため、バスでもあまり不便ではなかった。

札幌からも比較的近く、日帰りでも気軽に訪れることができそうだ。
また機会があれば、再訪してみたいと思う。

さて、幾春別から路線バスで岩見沢ターミナルまで戻り、今日から3泊お世話になるホテルにチェックインする。

今回宿泊するのは、岩見沢中心部にある「岩見沢ホテル5条」。
「どうみん割」(現在は「Hokkaido Love!割」)が使えるホテルで、リーズナブルな料金で宿泊できる。

岩見沢駅から若干離れているのが難点だが、バス停は周囲に多くあるため、バス旅には便利なホテルだと思う。

チェックインすると、ホテルが提携しているという駅前の居酒屋で使えるクーポン(北海道応援クーポンとは別)を貰った。
お得なクーポンだが、私は居酒屋には行かない人間なので、残念ながら利用することはなかった。

1日目は以上で終了。
2日目は、JRで芦別市に行く予定です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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