北海道旅行記:俱知安周辺を巡る(2日目:京極町、喜茂別町を散策)
旅2日目(2022年9月15日)
2日目は、俱知安から京極町と、喜茂別町に行く。
俱知安駅前には、道南バスのバスターミナルが整備されている。
道南バスは、後志や胆振、日高各地で路線バスを運行している。
その中でも特に距離が長い路線が、「国鉄胆振線代替バス」である。
胆振線とは、俱知安から京極町、喜茂別町、旧大滝村(現伊達市大滝区)、壮瞥町を通って、室蘭本線の伊達紋別へと至る路線。1986年に廃止された。
その胆振線の代替バスが、今も走っている。…のだが、今年9月末をもって、代替バスの一部区間が廃止されてしまった。
廃止されたのは、喜茂別~大滝までの区間。喜茂別は後志管内、大滝(伊達市)は胆振管内ということで、往来も少なく、廃止対象になってしまった。
一部区間とはいえ、鉄道廃止代替バスがさらに廃止されてしまうのは、何だか残念である。
この日は一部区間が廃止される直前だったから、胆振線を乗り通すと思われる「バスファン」の姿もあった。
俱知安駅は、鉄道ファンも多い。この日は、JR函館本線に「特急ニセコ号」が運行されていた。
ニセコ号は、札幌から俱知安やニセコなどを経て、函館まで向かう臨時特急。
普段走らない車両が使われている&函館本線(小樽~長万部)が廃線の危機に瀕していることもあり、マニアが集まりやすい状況だった。
俱知安から、10時26分発の伊達紋別行きに乗車。俱知安から一気に伊達まで行けるのは凄い。
途中の「京極バスターミナル」で下車。京極町中心部にある。
とりあえず道の駅にでも行こうか。飲食店はあまりなさそうなので、セコマで昼ご飯を買っておく。
羊蹄山を見ながら、道の駅を目指す。
道の駅がある「ふきだし公園」に到着。ここに来るまで知らなかったが、結構有名なスポットらしい。名水が採れる場所なんだとか。
道の駅の周辺には、信号や横断歩道がなかったので、歩いてくるのが大変だった。いつものようにマグネットを購入。
車で行く施設だから別に良いのかもしれないが、道の駅の近くなのに信号が一切ないのは何か不自然だ。
この辺りで昼ご飯を食べたかったが、ベンチが見つからない。仕方がないから、また京極町の市街地まで戻って場所を探す。
数十分探した末、「ワッカサタッフ公園」という公園に辿り着いた。周辺には民家が立ち並んでいて、あまり落ち着かないが、東屋があって休むには最適だ。
ここで昼ご飯を食べ、次は図書館に行く。
「湧学館」という建物の中に、図書館が入っている。なかなかかっこいい名前だ。
京極バスターミナルに戻ってきた。今度は喜茂別町に行く。
「喜茂別」のバス停で下車。札幌から洞爺湖温泉を結ぶ高速バスも停車するバス停だ。
「郷の駅きもべつ」。道の駅のような施設があった。
すぐそこには、喜茂別川が流れている。
この山は、羊蹄山ではなく「尻別岳」と言うそうだ。北海道百名山に指定されている。
そろそろ夕方になってきたので、小学生が列をなして下校している。車社会で、歩いている人は小学生と私くらいしかいない。
喜茂別神社、階段が多く上るのが少し大変だが、立派な神社だった。
さて、喜茂別役場のバス停から、俱知安に帰ろう。
夕方だったが、京極町や喜茂別町には高校がないこともあり、学生の利用は少なかった。3~4人ほどの乗客を乗せ、俱知安駅前へ到着した。
3日目の様子は、次の記事でお伝えします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。