
北海道旅行記:晩秋の十勝を巡る旅(4日目後半、広尾から大樹町に寄り道)
旅4日目(2022年11月16日)
広尾の「サンタランド」へ行く
十勝神社へ行ったところから。
広尾町には、「サンタランド」というスポットがあるらしく、広尾のバス停から徒歩20~30分くらいで行けるようだから、行ってみることに。
この「サンタランド」は、サンタクロースの故郷ノルウェーのお墨付きも得ているという。

バス停から北向きに進む。住宅街が続いていて、広尾は結構栄えていることが分かる。
広尾町の人口は約7000人いて、周辺の自治体の中では一番多い。
広尾より人口が多い自治体に行こうとすると、北は帯広、南は浦河まで行かないといけないから、広尾がいかに都会かが分かるだろう。
中心部の交通量も多かったし、意外と都会なのだなと感じた。

更に先へ進み、「広尾小学校」の脇を通ると、「サンタランド」の入口が見えてくる。
なお、広尾小学校には、十勝バスのバス停もあるので、帯広方面からここまでバスで来れば、歩く距離を減らすことができる。

入口をくぐると、緩やかな上り坂が出てくる。

徐々に、人工物が増えてきて、「サンタランド」の中核へ向かっていることが分かる。

道路からそれて、木が生い茂っているところへ行ってみる。
野生のシカがいた。
シカを近くで見たのは、稚内に行った今年5月以来のこと。

イルミネーションが設置されている場所もある。夜間に来ると、美しい光の世界を楽しめそうだ。

子供向けの遊具と思われるものもあった。

再び道路に戻り、先へ進んで行くと、

「サンタの家」が見えてきた。ここでは、クリスマス関連の商品を中心に、お土産を買うことができる。

近くの駐車場には、公衆トイレもある。11月16日時点で普通に使用できたので、冬期間も使えるトイレなのだろうか。
※北海道では(札幌含め)、冬季(11月中旬、下旬以降が多い)になると、公衆トイレが閉鎖されることがある。
鐘を鳴らす音が聞こえてきたので、鐘はどこかと探してみると、

「サンタの家」のすぐ後ろにあった。
ちょうど人がいなかったので、しっかり鐘を鳴らしておいた。
なお、ここは「恋人の聖地」になっているらしい。
クリスマスに恋人とここへ来れるなんて、前世でどんな徳を積んだのだろうか。

せっかく来たから「サンタの家」で何か買おうと思う。
販売されているものはクリスマス関連の品が多く、広尾町にまつわるものは少ない。
とりあえず、広尾で作られたというお菓子(180円)を買った。

「サンタランド」をある程度見られたことだし、そろそろバス停へ戻ろう。

20~30分ほど歩いて、広尾のバス停まで戻ってきた。
当初の予定では、15時台のバスで帯広に戻ろうと思っていたが、時間が余ったから、14時台のバスで大樹町に行き、その次のバスで帰ろうと思う。
広尾の「鉄道記念公園」を見る
バスが来るまであと10~20分くらい。

バス停のすぐ近くにある、「鉄道記念公園」を見てみる。
旧広尾駅の敷地を再利用した公園だろうか。

地域によっては、ここに鉄道があったという遺構がほとんどないところもあるから、こういうのが残っているのは嬉しい。

なぜか、ベンチが倒れた状態で置かれていた。(雪対策?)
このベンチ、6月に行った、東根室駅の駅前にあったベンチとよく似ている。
というか、同じ種類じゃないか?

と思い、過去の写真を調べてみたが、微妙に色のパターンが違う。
大樹町に寄り道
さて、14時37分発のバスで、大樹町へ行く。
「コスモール大樹」で下車。大樹町の道の駅だ。


道の駅で、カントリーサインマグネットを買う。
大樹町は最近では、ロケット発射の実験が行われることが多く、カントリーサインにもロケットが描かれている。
ロケットを打ち上げている人の中では特に有名だからなのか、ホリエモン(堀江貴文)の顔写真をやたらと見かけたのが印象的だった。

「コスモール」とは、道の駅のほかに、スーパーなどを含む複合の商業施設らしい。
少し時間があったから、ここの「コープさっぽろ」で夕飯を買っておく。

道の駅に行ったら、大樹町中心部を歩いてみる。
大樹町は、人口約5400人。広尾よりはやや少ないが、先ほども書いたようにロケット関連で知名度が高く、道外から訪れる人も少なくないと思われる。

町中心部を流れる、歴舟川(れきふねがわ)を渡る。
歴舟川は「清流」として知られているらしい。


ちょうど夕陽のタイミングで、美しい景色を見ることができた。

大樹町役場付近。
帯広と広尾を結ぶ、幹線道路ということもあるだろうが、沿線にはお店がたくさんあり、都会的な雰囲気。

そろそろバスが来る。
「大樹本町」から、帯広行きバスに乗車。
行きの時、大樹町内はガラガラだったが、この時は高校生くらいと思われる男女が合計6人ほど乗っていた。
おそらく学校からの帰りと思われ、更別村や中札内村あたりで降りるんだろうと思っていたが、そのうちの1人は帯広の「長崎屋」の辺りまで乗っていた。
まさか、帯広から大樹町まで通っているのか?それとも、塾か予備校に行くのだろうか。
前回の記事でも登場した、テレ東系「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」でも、広尾から塾に行くためにバスで帯広へ行くという中学生がいたことを思い出した。
私も田舎出身で、受験時代は通える塾や予備校がなく、自力で頑張るしかなかったから、田舎の教育事情は何となく分かる。
バスの乗客数はあまり変わらず、終始10人前後で推移していた。
大樹町から約1時間50分で、帯広駅バスターミナルに到着。
今日は、往復で約5時間もバスに乗ったから、さすがに疲れた。
明日は、上士幌町の方に行ってみようと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。