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北海道旅行記:初冬の根室地方へ(2日目前半:中標津⇒羅臼)

旅2日目前半(2022年12月6日)

2日目は、中標津のホテルからスタート。
朝食は、ホテル(「ビジネスホテルARMもみの木」)のバイキングをいただく。

ご飯や味噌汁のほか、玉子焼きやウインナー、揚げ物などがあった。

Googleマップのレビューでは、「揚げ物が冷めている」という書き込みが割と多かったが、まあ確かに暖かくはなかった。

朝食のクオリティは、東横インと同じくらいといったところだろうか。
味は美味しかった。

今回使う「フリーパス」をご紹介

さて、本日(2日目)から4日目まで、路線バスの旅をする。

路線バスの旅に欠かせないのが、「4/7daysフリーパスポート」というフリーパスである。

釧路羅臼線中標津空港連絡バスなど、複数の路線バスで使用できる。
詳しいことは、阿寒バスのホームページを確認してほしい。

このように、スマホからフリーパスを購入し、使用することができる

フリーパス(悪用を防ぐため、青線を引いた)

窓口で「紙」のフリーパスを買うこともできるが、デジタルチケットの方が色々と便利だ。

「西19線」バス停

ホテル最寄りのバス停「西19線」から、バスに乗る。

バス時刻表(西19線)

乗車するのは、09時42分発の「羅臼」行きバス。

北海道一長いバス路線「釧路羅臼線」

今回乗車する「釧路羅臼線」は、日本で2番目、北海道で1番長い距離を走るバス路線である。

釧路から別海町の上春別、中標津町、標津町を通って、羅臼町へと至る路線だ。

釧路から羅臼まで乗り通すと、約4時間もかかる。いくら広い北海道と言えども、ここまで時間がかかる路線バスは珍しい。

中標津から羅臼までは、1時間30分程度で着く。
釧路からなら遠いが、中標津なら充分日帰りできる距離になる。

「釧路羅臼線」車内

「釧路羅臼線」は、高速バス仕様の車両が使われている。
路線バスなのに、快適な車両に乗れるのはありがたい。

車内はガラガラで、乗客はほとんどいなかった。

というか、そもそも私以外に乗客がいたのかすらよく分からない。

バス車内から

標津(中標津の隣町)を超えると、バスは海沿い(根室海峡)を走る。

道東は太平洋側にあるので、冬は天気が良いことが多く、今日も快晴だった。

バス車内から

羅臼町に入ると、歩道にが見えてくる。

流石に太平洋側と言えども、多少は雪が降るのか。やっぱり冬靴を履いてきて正解だった。

バス車内から

バス車内から見る、セイコーマート「羅臼あしざき」店と、「まるみ」という宿。

後から気づいたが、羅臼町は自治体の規模(人口約5000人)の割に、宿泊施設が多いように思った。
知床(世界自然遺産)のおかげだろうか。

「日本最北東端」の自治体、羅臼町

1時間ちょっとバスに乗り、「羅臼本町」で下車。

私が乗車した「西19線」から、ここまで一切乗り降りがなかった
中標津~羅臼はそこそこ人が住んでいるのに、バスに乗る人は少ないのか。

「羅臼本町」バス停周辺。

日陰にあるせいか、あたりの道路は凍結している。滑らないよう注意しながら、道を進む。

道の駅の近くまで出てきた。

このバス(釧路羅臼線)は、なぜか道の駅の前(国道335号線)は通らず、横の裏道を通っている。

なぜこのようなルートになっているのかはよく分からないが、何か事情があるのだろう。

日本最北東端SS」という看板があった。今まであまり意識はしていなかったが、確かに羅臼は事実上「日本最北東端の地」だ。

稚内や根室と違い、訪問前に、最果て感をあまり感じなかったのは、羅臼町の地理に理由があると思う。

道の駅にあったマップ

羅臼町は知床半島の東側を占める自治体だが、街があるエリアは少ない。

羅臼町中心部からわずかに北にある、「相泊(あいどまり)」を最後に、集落は存在せず、相泊以北は自然だけが広がっている。

そう、羅臼の市街地は知床半島の先端にあるわけではなく、やや南にあるのだ。

そのためか、羅臼=日本最北東端というイメージを抱くことはほとんどなかった。

羅臼からは、国後島が見える。
ロシア(旧ソビエト)に実効支配されている地域だが、かなりはっきりと見えることに驚いた。

道の駅(知床・らうす)へ入ってみる。

全国旅行支援でいただいた「北海道応援クーポン」があるので、売店でマグネットと飲み物+適当な食べ物を買って、クーポン1枚分(1000円)を使おうと思っていた。

ただ、売店をいくら見回しても道の駅マグネットが見当たらない。

レジで訊いてみると「隣のお店にある」とのこと。
飲み物と食べ物は合計800円くらいだったから、今回はクーポンを使えなかった。

売店を出て隣のお店に行き、道の駅マグネットを買おうとするが、
ちょうどマグネットが置いてあるところに地元の人らしき男性がいて、売店のおばさんと世間話をしている。

仕方がないから、話が終わるのを待とうと、道の駅の2階へ行ってみる。

2階からは、このように美しい根室海峡と国後島の景色を見ることができる。

3階には、展望スペースがあると案内があったのだが、展望スペースへとつながる扉は施錠されていて、開かなかった。
冬場は閉鎖されているのだろうか。

「そろそろ世間話も終わったかな」と思い1階へ戻るが、まだ続いていた。

さすがに待ちつかれたので、世間話をしているところを割って入り、マグネットを2枚購入した。

道の駅のおばさんから、「ご旅行か何かですか?」「(羅臼は)燦燦と(?)しているでしょう」と話しかけられたが、上手く返答出来なかった

きっとおばさんからは、「この人愛想がないな」と思われてしまったに違いない。

国道335号は、羅臼小学校付近から334号(知床横断道路)に変わる

道の駅にはご飯を食べられる場所もあるのだが、時刻はまだ午前11時過ぎ
昼ご飯にはまだ早い。

少し時間があるから、道の駅周辺を散策してから、昼ご飯を食べることにしよう。

今回の記事はこれくらいで終了。
次回は、羅臼町散策の様子を引き継ぎお届けしようと思う。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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