北海道旅行記:渡島・檜山を巡る旅(3日目:厚沢部町を散策)
旅3日目(2022年7月7日)
3日目は、昨日と一昨日通り過ぎた、厚沢部(あっさぶ)町に行こうと思う。
昨日と同様に、11時08分発の「江差ターミナル」行きに新函館北斗駅から乗車。
厚沢部町は北斗市と江差町に挟まれた場所にあり、新函館北斗からはかなり近い。
駅から約1時間で、目的地の「厚沢部」に到着。
厚沢部町は人口約3500人、メークインの産地として知られている。
セイコーマート前にあった、厚沢部町周辺の地図。
今はない、「砂原町」や「恵山町」などの自治体名が書かれており、歴史を感じる。
文字が小さくて読み取りづらいが、札幌から厚沢部は250km離れていて、4時間30分もかかるらしい。さすがは北海道だ。
さて、昼ご飯をセイコーマートで買い、近くの公園で食べる。
「道の駅あっさぶ」の近くに、「水の環境公園」という公園があった。
名前の通り、周囲に水が流れていて、とてもきれいな公園だ。東屋もあるので、ここで昼ご飯を食べることにしよう。
近くの道の駅に出入りする人は多いが、公園はほとんど人がいない。おそらく土休日は家族連れでに賑わうのだろう。
昼ご飯を食べたら、道の駅でマグネットを買い、適当に厚沢部町中心部を散策してみる。
厚沢部には、「レクの森」という施設がある。キャンプ場などがあるらしい。
道路案内標識を見ると、北斗(旧大野)とある。
新函館北斗駅があるあたりは、もともと「大野町」という自治体だった。
北斗市は大野町と上磯町から構成されるのだが、上磯町は海沿い、大野町は山あいにあるから、一口に「北斗」といっても全然違うのである。
平成以降、道内の中で比較的市町村合併が進んでいる道南では、似たような表示をちょくちょく目にする。「八雲(旧熊石)」もその一例と言える。
道の駅から厚沢部川を渡ると、厚沢部町中心部に入る。
定番の図書館巡り。厚沢部町には立派な図書館がある。建物も大きく、人口3000人台の自治体とは思えない規模だ。
今までは図書館に入り、中をひと通り見たらすぐに外へ出ていたのだが、今回はちょっと本でも読みたい気分なので少し長居することにした。
北海道の地名由来に関する本があったから、とりあえずそれを読んでいた。
この日は気温がやや高く、図書館内もエアコンはついていなかったから少し暑かったのだが、私が席に座ると職員の方が近くにある扇風機をつけてくれた。
図書館で30分~1時間ほど読書をしたら、時刻はもう夕方に。小学校の授業が終わったようで、小学生たちが下校していた。
そろそろ新函館北斗に帰ろうか。バスまでまだ少し時間があるから、国道227号を江差方面に歩いてみる。
以前であればバス停の位置を調べるのは大変だったので、こんな行動はあまりできなかったのだが、今はGoogleマップでバス停の場所を細かく調べられるから便利だ。
少し歩いて、バスが来る時間になったら近くのバス停に行こう。
美しい風景だ。北海道は街中から少し歩くだけでこんな景色になるから良いな。
「富栄」というバス停まで着いた。そろそろバスが来そうだから、ここから乗ることにしよう。
富栄から約1時間ちょっと、新函館北斗まで戻ってきた。
厚沢部町は北海道全市町村制覇の一環で訪れたが、大きな図書館やきれいな公園があって過ごしやすい環境だった。
明日は、鹿部(しかべ)町に行ってみようと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。