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北海道旅行記:「ありがとう、どうみん割」の旅(1日目:札幌⇒旭川⇒音威子府⇒浜頓別)

こんにちは。最近旅行記ブログの投稿を始めたものです。私は今年2022年5月から、北海道各地を「どうみん割」を使って旅してきました。

どうみん割は非常に素晴らしい施策だったのですが、10月10日をもって終了し、「全国旅行支援」に切り替わってしまいます。

「全国…」が始まれば道外からの観光客が増え、落ち着いて旅することが難しくなる可能性もあります。

ということで私は、この「ありがとう、どうみん割の旅」をもって、北海道での長旅を控えるとともに、これまでの旅の様子を記事にして投稿する活動を始めたいと思っています。

本当は今年5月の旅から書いていこうと思っていましたが、記憶がはっきり残っている最近の旅から書いていきたいと思います。​

※note初心者なので、記事はかなり稚拙です。記事の内容、構成等は、投稿後に加筆修正される場合があります。

旅1日目(2022年10月5日)

私は現在、札幌市内に住んでいるので、旅はいつも札幌市からスタートする。

今回の旅では、JR北海道の「Hokkaido Love! 6日間周遊パス」を利用。6日間、北海道内の特急やローカル列車が乗り放題で、12000円という素晴らしいきっぷだ。

本日は10月5日。この日から、北海道は気温が急降下した。寒さに対応するため、防寒をしっかりして出かける。

東豊線でさっぽろ駅へ行き、JR札幌駅へ乗り換え。久し振りに札幌からJRに乗るが、やっぱり東豊線は乗り換えが面倒だと実感する。

札幌から、10時ちょうど発の特急ライラックに乗車。このきっぷは指定席を4回まで利用できるけど、旭川まで1時間半で着いてしまうから別に良いかと思い自由席で行くことにした。

9時38分発の函館行き特急北斗が出ると、ホームには既に自由席に並ぶ人だかりができていた。さすが道内最大の都市(札幌)と2番目に大きい都市(旭川)を結ぶ特急。平日でも利用者はとても多い。

席を確保できるか心配だったが、蓋を開けてみると大したことはなかった。札幌から1時間半ぼーっと車窓を眺め、11時半頃に旭川到着。

旭川からの予定は、まだ決まっていない。旭川駅前の東横インを予約しているけど、実はどうするか少し迷っていた。

というのも、私にはかねてから、行きたいと思う自治体があった。それは、道北の「浜頓別町」。

某YouTuberの動画で存在を知ったのだが、オホーツク海側の最果て感に心惹かれ、ぜひ行きたいと思っていた。

ただ、浜頓別町は宿泊施設が少なく、泊まれるところは民宿風のところしかない。今までビジネスホテルにばかり泊まっていた私は、予約する勇気が出ずにいた。

今(正午前)、私は旭川駅にいる。旭川から、13時35分発の特急サロベツに乗って音威子府まで行き、そこから路線バスに乗り換えれば、17時半頃には浜頓別町に行ける。

ここで浜頓別に行かなければ、二度と行けないかもしれない。そう思った私は、さっそく勢いで浜頓別町の宿を予約してみることにした。

まず最初に電話したのは、浜頓別町最大の宿泊施設である「はまとんべつ温泉ウィング」。「今日泊まりたいんですけど、空室はありますか?」と聞いてみる。

しかし、返ってきた答えは「満室」。

次は、「浜頓ホテル」に電話。このホテルはGoogleの口コミはあまり良くないけれども、個人的にはそれほど悪くないんじゃないかと思い選んでみた。

泊まれるか聞いてみると、素泊まりなら大丈夫とのこと。なんとか宿を確保することができた。

浜頓別の宿を取れたので、忘れないうちに東横インの予約をキャンセル。東横インは当日の16時まで無料でキャンセルができて、ありがたい。

昼飯は、旭川駅にある「なの花」というお店でいただく。このお店、4年前に北海道旅行に来たときにも行ったような気がするなあと思いながら、豚丼を食べた。

昼食後は、特急サロベツが出る時間まで暇をつぶす。駅の外に出てぶらつく気分でもないので、改札内でぼーっと待っていた。

13時10分過ぎ、ようやく特急サロベツが入線してきた。混みがちな特急宗谷と違って、乗車率は低め。ガラガラの快適な列車で音威子府まで向かう。

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旭川から2時間弱で、音威子府到着。個人的には、宗谷本線は音威子府から北が本番だと思っていて、旭川から音威子府はすぐそこと思っていたが、意外と時間がかかった。

音威子府で降りたのは私含め2人。改札を通り、さっそく宗谷バスの窓口に行き、浜頓別までのきっぷを買う。

音威子府から浜頓別までの運賃は1800円ほど。高いか安いかはよく分からないが、とにかく公共交通で行けるだけでもありがたい。

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バスが出るまではまだ30分以上ある。駅中にある「天北線資料室」で、適当に時間をつぶす。

15時50分ごろになると、いつの間にかバスが駅前に止まっていた。発車まではまだ時間があるが、やることもないので乗車する。

55分になると、駅前に札幌発枝幸行き高速バス「えさし号」がやってきた。時刻表を見ると分かるが、えさし号を使うとここ音威子府で、浜頓別方面のバスに乗り換えることができるようだ。

そんな移動する人いるのか?と正直思っていたが、驚いたことにえさし号から私が乗っている浜頓別方面のバスに乗り換える人が1人だけいた。

よく考えたら、札幌と浜頓別を結ぶ高速バスはないから、こういう移動をする人がいるのも納得だ。

16時05分、浜頓別方面へ行く「鬼志別」行きバスは、私を含む乗客3人を乗せて、音威子府を出発した。

稚内まではいかず、途中の「鬼志別」(猿払村)止まりのバスだから、いわゆる「マニア」は乗らない。私以外の乗客は皆地元の方のようだ。

徐々に夕刻へと向かう中、バスは中頓別町へ着く。乗客の1人がターミナルで降り、町内のバス停(どこかは忘れた)でまた1人乗ってきた。

乗客数は3人と変わらず、バスは浜頓別を目指す。

17時25分、浜頓別高校のバス停に着くと、高校生が10人ほど乗ってきた。一気に車内が賑やかになった。

やはり路線バスのお得意様は高校生だなあと実感する。賑やかなバスはすぐに浜頓別ターミナルに着き、私はここで下車した。

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バスターミナルは、道の駅と同じ建物に入っている。

えさし号から乗り換えてきた乗客も、ここで降りて行った。えさし号が札幌を出たのは午前11時半で、この路線バスが浜頓別に着いたのは17時半。移動時間6時間という長旅だ。

私は好き勝手に移動をしているから良いが、必要に迫られて(仕事や、家族の世話など)6時間もの長旅をしていると考えると、少し気の毒な気分にもなってしまう。

浜頓別に着いた頃には、辺りはもうほぼ真っ暗。

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さっそく「浜頓ホテル」にチェックインする。

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ホテルに入ると、フロントで女将さんが出迎えてくれた。料金を支払い、鍵を受け取る。

宿泊料金は、素泊まり5980円(クレジットカード決済対応)。少し高いが、チェックイン時に浜頓別のセイコーマートなどで使える「宿泊者おもてなしクーポン」2000円分を貰ったので、実質4000円といったところか。

「ありがとう、どうみん割の旅」と銘打っているのに矛盾するが、このホテルはどうみん割対象外。というか、そもそも浜頓別町にはどうみん割を使える宿が1つもない。

隣の枝幸町に行けば、「ホテルニュー幸林」という宿でどうみん割を使えるのだが、市街地から遠いというのと、どうみん割対象プランがどれも高かったから、今回はパスした。

「浜頓ホテル」は、「ホテル」という名称とは裏腹に、昭和の雰囲気をビンビンに感じる宿だった。昭和を知らない世代からすると、逆に新鮮だ。

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↑の写真は部屋の入口付近を写したもの。玄関と畳部屋との間に仕切りがある。撮影は翌日朝。

廊下はまるで、「ドリフ大爆笑」に出てくる下宿を思い起こさせる雰囲気だった。写真を撮っておかなかったのが悔やまれる。

クーポンを貰ったので、さっそくセイコーマートへ夕食と明日の朝食を買いに行く。ホテルからは徒歩5分ほどかかった。

買い物を終えたら、次はお風呂。この宿は風呂、トイレ、洗面所が共同だから、混む前にお風呂には早めに入っておきたい。

お風呂は温泉で、ぬるぬるとした変わったお湯だった。まだ18時頃だったせいか、人はおらず、貸し切り状態でお風呂を楽しめた。

お風呂に入ったら、もちろんドライヤーを使う。…のだが、部屋にドライヤーがない

探しても見つからないので、仕方がない、フロントに聞きに行こう…と思い、フロントで「すいませーん」と言いかけると、すぐ横にドライヤーが置かれているのを発見した。

どうやら、ドライヤーはフロントから借りる方式のようだった。少し面倒だが、これも変わった体験で面白い。

無事に髪を乾かした後は、夕飯を食べ、23時頃には寝た。

2日目の様子は、次の記事でお伝えします。お読みいただきありがとうございました。

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