北海道旅行記:とりあえずどこかに行く旅(5日目:帯広周辺の自治体を巡る)
旅5日目(2022年6月11日)
5日目は、帯広周辺を巡る。東横インで朝食を食べ、さっそく駅へ向かう。
帯広駅から、普通列車芽室行きに乗車。あまり時間を気にしていなかったので、発車時間ギリギリになった。
帯広は十勝地方最大の都市であり、かつ道東でも最大の都市なので、帯広周辺の本数はそこそこある。それゆえか、時刻表をよく確認していなかった。
普通列車に乗り、終点の芽室(めむろ)に到着した。芽室町は帯広のベットタウンとして発展しており、駅前は割と都会感がある。
まだ朝早い時間だったのでやっていなかったが、駅前には商業施設もあるようだ。
駅周辺を散策した後、特急で新得方面に向かう。「Hokkaido Love! 6日間周遊パス」を使っているので、気軽に特急に乗れるのは有難い。
芽室から特急に乗り、途中の十勝清水で下車。清水町の中心駅である。
ちなみに、旧国名の「十勝」が付く駅は、ここだけ。
清水町役場のすぐ近くにあった公園。特定の時分になると鐘が鳴ると書いてあったが、雨の中待つのも大変なので先を急ぐ。
駅前をある程度見たら、特急で帯広に戻る。天気があまり良くなかったのが少し残念だが、まあ仕方がない。
駅には同じく帯広方面に行くであろう学生がいたが、彼は列車が普通列車だと思っていたようで、改札で駅員さんに「特急券は?」と言われ、ようやくそれが特急であることに気付いたようだった。
普通列車は1時間以上待たないとないから、帯広近郊と言えどもやはり普通列車だけで移動するのは大変だなと思った。
帯広着。鉄道での移動はこれで終了。ここからは徒歩で移動する。
Googleマップで帯広周辺を見てみると、駅から少し歩くだけで「音更(おとふけ)町」や「幕別町」に入れるらしい。
北海道全市町村制覇を目指しているから、とりあえず音更と幕別に徒歩で行っておこうか。
ということで、まずは帯広駅から音更町と帯広市の境界を目指す。駅から北方向に進んでいく。
帯広駅周辺を歩いたことはあまりなかったが、やはり十勝最大の都市ということもあり、中心街はとても立派だ。繁華街もしっかりとしていて、大都会であることをひしひしと感じた。
駅から北方向にしばらく進むと、十勝川が見えてくる。この川を渡ると、帯広市から音更町に入る。
音更町は、北海道で一番人口の多い「町」である。帯広市のベットタウンとして発展し、今や人口は4万人を超えている。
北海道の「市」と比較すると、紋別や網走、稚内よりも人口が多いのだから、その都会ぶりが分かる。
ただ、それにもかかわらず、音更町には鉄道がない。
かつては帯広から上士幌町の「十勝三股(とかちみつまた)」まで、国鉄士幌線という路線が通っており、町内にも駅があったのだが、路線は1987年に廃止された。
音更が人口4万を超える都会となった今、もし士幌線が残っていれば需要があったのでは?と思わざるにはいられない。
とはいえ、音更はバスが充実している。帯広と札幌を結ぶ高速バスも、一部が音更の道の駅に停車する。鉄道がなくてもバスで何とかなっているか、地元の人はほとんど自家用車しか使わないということなのだろう。
帯広と音更との境界、帯広市のカントリーサインはあったが、音更のそれは見つからなかった。
この周辺は、国道38号と241号が交差する場所になっていて、車通りが非常に激しい。
道民は車を飛ばすから、この辺で横断歩道を渡る時はビクビクしたものだ。
昼ご飯は、この近くにある「すき家」で食べた。
さて、再び帯広市に戻り、十勝川沿いを歩いて幕別方面に進む。
サッカーゴールのようなものがある。今日は土曜日だったから、サッカーの練習をしていると思われる子供たちもいた。
さらに奥地へと進んでいくと、人が全くいなくなった。天気も雨模様なので、少し物寂しい気分になる。
Googleマップによると、そろそろ帯広と幕別町との境界まで来たのだが、カントリーサインなどは全くない。まあ、車が通る国道でもないから、当然と言えば当然か。
結局幕別町に来たことを感じることのないまま、帯広市街に戻ることになった。まあこういうこともある。
マップを頼りに、バス停がある場所を探していたら、「東13条」のバス停を見つけた。本数も割とあり、それほど待たずに乗車できそうだ。
ここから、十勝バスの路線バスで、帯広駅前まで移動。
今日は雨の中歩いて疲れたので、これくらいで終了。明日は寄り道しながら札幌へ帰ろうと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。