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価値主義へのアップデート vol.1

旅と自然が思い出させてくれたこと

みなさまご存知、お金2.0。2017年にメタップス創始者佐藤氏がリリースした書籍に書かれているのは、資本主義の終焉と価値主義の台頭。私も感銘を受けた一人です。

オリンピック元クリエイティブディレクターの本来出す必要もない失言を、表に出すような非人道的で、国の精神病が表に出てしまった一件。ジャーナリズムのないマスコミ、男性性だけが納得してきた政治ルール、LGBT遅れ、GDPの低迷。じいちゃん達の見られたくないモノは、複雑に積みすぎて重ねすぎて、蔵から溢れ出してしまったようです。

つまり日本の人々は「良識」について、思いを馳せるようになったのではないかと楽観視しています。しかしまだまだ人々が賃貸や持ち家に縛られ、能力を発揮できずにいるうちは、自分の明日の財布の心配ばかりで、他人の将来の心配なんて考えられるはずはない。そして納税に命を削られる日々は変わらない。

そんな中で、少し前に離島に行くことがありました。

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それは地球という命に包まれる、至福のひと時でした。とろけるように濃密な空気、風と踊る波の音に包まれる喜び、細胞の美しさを感じさせる葉の緑色と、それらを映してエメラルドグリーンに輝く透き通った海。

贅沢は目の前にあった。人々はそのことを忘れてしまったということに、気付かされました。しかし資本主義や文明の発達のなかで、人工の贅沢が生まれたのも事実です。その代表は一杯のスペシャリティコーヒーという文化です。農園の努力、物流の発達、機器の発明と進化、美しい店舗デザイン、集客のためのウェブインフラの整備、システムの開発、支払い効率化のためのFinTech。

この自然が与えてくれる贅沢を壊さず、もっと細胞の潤いを感じさせる本物の贅沢どう提供すべきか?そんなことばかり考えていました。

そんな日々の中で反省したことがあります。それは「資本主義を憎みすぎていた」こと。そこで私の思考が止まり、ポスト資本主義を見出せていなかったのです。そしてようやく「価値主義」を思い出し、資本主義の功労に気づくことができました。

良い生活と社会デザインとは?

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無意味なブランド物や高級住宅は、心を満たしてはくれない。心が幸せでいること。そのためには、必要なものと「ありがとう」に溢れている日々があればきっと良い。

・お金の心配がないこと
・健康でいること
・友人がいること
・自分の価値を感じていること
・誰かの役に立っている実感があること

豊かなことが、幸せだとみんな「知って」はいます。

いま政治やマスコミの支配力が崩壊し、何に向かうべきかを個人が考え始めている時代の真っ只中。

今まで私はどちらかというと、資本主義を憎んできました。なぜならそのおかげで苦労してきたからです。しかしそれは共産主義、社会主義と先人の失敗の上に私の命が紡がれてきたように、これも一つのアップデートです。

今日の筆はここまで。次回はたぶん、地方と豊かさの循環について書くと思います、たぶん。



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旅撮るぽんちゃん
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