見出し画像

現地での友達の作り方

僕はそこまで社交的ではないが、南米を旅行した時に「これは使える」と思った、友達を作る方法がある。

1つは、ゲストハウスのスタッフと仲良くなること。
ゲストハウスの宿泊客は当然、自分と同じような海外から来ている旅行者のため、そこから現地の繋がりを増やすこことは難しい。

しかし、ゲストハウスのスタッフは現地の人だ。
その人と仲良くなれば、その人の友達を紹介してもらえることがある。
僕はチリでこの作戦を知った。

チリには住んでいたので、ゲストハウスに泊まっていたわけではないが、ひょうんなキッカケから面白いゲストハウスを見つけ、泊まっていたわけでもないのに通っていた。
ゲストハウスのスタッフもそれを咎めるわけでもなく、自然と話すようになった。
その結果、パーティーをするから来ないか、どこどこに行かないかみたいに誘ってもらえる機会が増えたのである。

もう1つの、現地で友達を作る方法が「地元のカフェに通う」、これが結構良かった。
コロンビアのメデジンという、麻薬王で有名な都市にいた時。

ゲストハウスの近くにあるカフェで毎日朝食を食べていた。
特にそのカフェを選んだ理由もなければ、友達を作ろうと考えていたわけでもない。
ただゲストハウスから近かったのと、安かったから選んだだけだ。

毎日、それも早めの時間にひとりで朝食を食べにくる東洋人は、そのカフェでは珍しいのだろう。
すぐに声をかけられ、そこのカフェの店員さんと、とりとめのない話をすることも半ば日課になっていた。

ある日、「君はマリファナを吸うか?」と聞かれ「ノー」と答えた。
次に「タバコは吸うか」と聞かれ「イエス」と答えた。

ここからが流石、コロンビア。
過去に麻薬王がいて、アメリカを悩ませたほどの国、だ。

「タバコは身体に悪いからやめた方がいい。それよりも健康のためにマリファナを吸いなさい」と、店員さんに忠告をしてもらった。

日本でこの言葉を聞いたらかなりエッジのブラックジョークにしか思えないが、店員さんは大真面目だ。

「店員さんがそんなことを言うってことは、コロンビアではマリファナは合法なの?」
残念ながら、違法だ。

ただ僕が話した限りの、少ないコロンビア人との交流からの判断で申し訳ないが、マリファナが普通に流通しているからそこまで問題となっていないと思われる。

日本で言うと不法投棄とか、それくらいの感覚、レベル感なのかもしれない。
日本では薬物と聞くと重大な犯罪に思われるが、場所が変わればそういった感覚も変わるものらしい。

話が大いに逸れた。マリファナの話の後、店員さんから「うちでパーティー(飲み会)するから来ない?」と誘われた。
現地の人と仲良くなる方法として、どこかに通うことが大切だと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?