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写真VS目に焼き付ける

海外旅行に限らず、「写真を撮るかVS目に焼き付けるか」で悩んでいる。
正直、両方ともすれば良いのだが、なんか上手くいかない。

写真を撮ろうとすると、良い画角を探そうと思ったり、自分を入れてやろうと思ったり考えはじめる。
良い画角を見つけ、良い写真が撮れたなと思って見返してみると、「あれ、この写真どっかで見かけたことあるぞ」となる。

往々にして有名な観光地、観光資源の良い画角というのは、観光雑誌に載っているものだ。
結局「その雑誌の写真を自分でも撮ってみた」という感じになって、雑誌をなぞっている自分に満足がいかない。

それにキレイな写真を撮ろうと躍起になると、いつの間にか「絶景ポイントで写真を撮るツアー」になっていることもしばしば。
その場所そのものの美しさを残そうとするよりも、ただチェックポイントで規定の行動しているという感覚になる。
もはやRPGのセーブみたいなものだ。

だからと言って、目に焼き付けるだけに頼ることもなんだか心もとない。
美しいと思っている目の前の景色も、数年経てば忘れてしまうのではという不安に駆られる。

それに写真を撮ってモノを残さないと、果たして自分が本当にそこに来たのかと証明できないような気がする。
もちろん、誰に対して証明する必要もないのだが…。

皆さんはどうしているだろうか?
もしくは、あの光景だけは心から離れないという絶景やシーンはあるだろうか?

僕もあるにはある。
あそこで感動したな、あの景色は良かったなと振り返られるものも少なくない。

ただ、その他の、景色、何をした、何を食べた、何を感じたみたいな多くの情報は頭の中から消え去っている。
そういう時に写真があったら、写真の前後の記憶が蘇るだろうにと後悔しないでもない。

写真では絶対にこの美しさ、この感動を表現しきれない。
今度、そんな状況に直面した時。

写真を撮って後に思い出せるようにするのか、
それとも視覚以外の全五感をフル動員して脳に刻み込むのか。

決めた。
両方やろう。

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