同性婚と非該当者

札幌の裁判が違憲判決が出ました。おめでとう!よりも だろうなというのが正直な感想。
だって札幌はそういうところだもん!僕知ってるもん!という感じ。しかしながら、原告に立った人たちや報道したメディアには、おめでとうとありがとうを伝えたい。なんで顔出して、結婚させろ!ってやらなきゃいけないんだよ!とか思うけど。
最近、久々にネット界隈で遊んでいて相変わらずクソみたいな差別主義者に出会って、頭ピキピキしてるけど、まあしゃーないよね、僕らの苦しみなんかわかるわけないよね、占いで女性で登録したら男性のタイプとか彼氏がどうのって診断結果出たり、テレビでは異性愛、異性愛じゃなければ感動のゲイストーリーを見せられるんだから。もしくは、その中で唯一のセクシャルマイノリティは安易に殺されていく。
ゲイやホモって言葉は知っているのに、ヘテロやノンケって言葉は知らないもんね。そうだよね、関係ないもんね。自分等が性的指向で呼ばれる経験なんてないもんね。20歳から付き合って30年、40から付き合って30年、そういう人達が結婚だけをするために、結婚すらできなくてひっそりと暮らす気持ちなんかわからないよね。日々着々と近づく死に向かって愛する人と何も準備できないなんて、想像したことないだろな。だってヘテロができる結婚ができないんだもん。最初から、じゃあなんで付き合うんだとか、養子にしないとか僕らが何年その議論をしたか知らないよね。そうだよね、自分等は結婚できるもんね。そういうことなんだよ、当事者ではないということ。僕もすべてを知っているわけではないけど、ゲイということを声に出したことによって殺されたり、自ら命を絶った仲間がいるんだよ。
この世界で、ゲイと表明することは時に、命を懸けて発言することに等しい。自分の性的指向に気づいてそれを自分で認めたら、その戦いが始まる。自分が望んでないのに、その土俵に立たなきゃいけない気持ちなんてわからないよね。だってヘテロだもんな。まだまだゲイたちの怒りをぶつけられる経験足りないんじゃない?僕らいつもヘテロにボコボコにされてんのにな。ボコボコにされても黙ってるんじゃないのよ、苦しくて悔しくてみんな泣いてるんだよ。大切な人を守るために、みんなその怒りを一旦心にしまって大切な人を守るために立ち上がってるんだよ。そして矢面に立った人に、君たちは何をしてる?何をしてきた?僕は絶対覚えてるし、絶対に許さない。そして違憲判決出たのに、へえそうですかって言った政府もな。

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