30 Day Song Challenge Day 16

Day 16 A song that’s a classic favorite(お気に入りの名曲)

〇We Are Never Ever Getting Back Together/Taylor Swift

これってclassical じゃなくてclassicってことで大丈夫だよね?classicの定義も幅が広いので、取り方によってはclassicalを含むこともあるかと思うんですけど、今回は普通にわたしの中の定番とか名作みたいな意味で解釈したいと思います。
とはいえなんですけど、名曲とか定番曲とか言われても、今まで挙げてきた曲ってみんな定番だし名作だし、いい曲以外はないんですよね。当たり前だけど。あえて「定番」というテーマで何を出せばいいのか途方に暮れた結果、とりあえずめちゃくちゃ売れてる曲で好きなやつを出そうという考えに至り、これになりました。文句ないでしょ?
日本でもとても売れた曲ですが、Wikipedia見ると「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」という絶望的にダサい邦題みたいなのがついててちょっと笑ってしまう。確かに文意そのままだが、もっと何かなかったのか。ここはハリウッド映画みたいにいっちょ思い切って全部カタカナ表記にするか、簡潔でかっこいいオリジナルの邦題に書き換えちゃってもいいんじゃないだろうか。それなりに売れた曲なんだし、それくらいしてもバチは当たらないような気がする。だめなのかな。なんかこれだと小説のタイトルみたいだし。どなたか妙案はありませんでしょうか。

リズミカルに進んでいくAメロが一番好きだったりはする。リズムに合わせて本のページを一枚ずつめくるようにお話が進むのがいい。セクションごとに起承転結の構造があって、深刻にならず歯切れよくコミカルに痴情のもつれを表現していて、非常に爽やかだ。爽快。
MVもたくさんの動物(の着ぐるみを着た人)たちがでてきて賑やかだし、全然寂しさを感じない。こんな風に別れられたらいいのになと思う。家に帰ったらロバさんやクマさんが出てきて楽器を演奏しながら楽しいパーティーをしてくれることが約束されていたら、クソ男ともあっさり別れられる気がする。
Taylor Swiftはやっぱりセリフ部分がいいよね。言語センスがキラキラ光るポップシンガーです。彼女がこれだけ人気者なのはやっぱり言葉の力だと思う。時に噛みつくように、時に繊細に、時にセンチメンタルに。これだけ「言葉を言うために歌っているのだ」とわかるシンガーは最近(もちろん日本でも)珍しいのでつい注目してしまいます。この時期(アルバムRedくらい)から少しずつ今のTaylorにつながるスタイルができ始めたのかなあと思いま
すね。初期も好きですがこの中間期にもなかなかいい曲がたくさんあります。まだカントリーの色を濃く残したまま、少しずつ洗練されて新しくなっていく移行期間の曲調はこの時だけのもの。Redには「やっぱり女でよかった、女って強いもん」って思わせてくれる曲が収録されているので、ぜひ聴いてみてください。もちろん男性のみなさんも。