Mitakaでアイヌの人々が見た星座を表示する
Mitakaは国立天文台が、 国立天文台 4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U)で開発している天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェアです。
バージョン1.7以降で夏の大三角や北斗七星などのアステリズム表示が可能になりました。
そのアステリズムをアイヌの人々が見た星座に置き換える形で表示するコマンドファイルを作成しました。
(動作確認は2024/8/1時点での最新バージョン1.7.4aで確認しています。)
スクリプトの中では、アイヌの人々に語り継がれてきた星名・星座を紹介しています。
取り上げている星座は、末岡外美夫氏(Sueoka Tomio)の著書『アイヌの星』および『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』を中心とした書籍や資料から、興味深いものを制作者の視点で選んだものになります。
アイヌの人々が見てきた星空には、神話の人物や身近な動物たち、豊かな自然観、そして生活の様子など、多彩なものが描かれています。
西洋の88星座とは異なり、北の大地で独自の文化を形作ってきたアイヌ民族が見た星空を、どうぞお楽しみください。
星図中のアイヌ語表記は末岡外美夫氏(Sueoka Tomio)の著書『アイヌの星』および『人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承』の内容を基本とし、
国立アイヌ民族博物館アイヌ語アーカイブをはじめとするアーカイブやアイヌ語辞典を参考にしています。
アイヌ語は地域によって発音が異なる場合が多く、本動画では各地の言葉が混在している点をご理解願います。
アイヌの星座の配置や名称などは地域・集落により呼び方が異なり、ここで紹介している星・星座の名称や星座線の結び方等はあくまで一例になります。
アイヌの星座が皆様の自然体験に加わることで、より豊かなものになると幸いです。
利用条件等は「readme.txt」を参照願います。
※参考文献等についてはこちらを参照ください