"考える”ってどういうこと?
『よく考えなさい』
ちょっとした悪戯をして、怒られるときによく言われました。
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そして考えました。
けど、思い返すと、何を考えていたんでしょうか?
『考える』とはどういうことでしょうか?
よく使う言葉ですが、辞書的な意味は別として、具体的に「どうする」ことが【考える】ということなのでしょうか?
『考える』ときに使うのは『頭』だと思います。
手を使ってメモをしながら考えることもあるかもしれませんが、主役は『頭』ではないでしょうか。
では、『頭』に何をさせましょう。
「うーん。。。」と唸りつつ、目を瞑って思いを巡らす。。。
そんなところでしょうか。
ではこの時、何を考えていますか?
テスト(試験)の場合を例に考えてみましょう。
数学や物理の計算をするのであれば、順序立てて数式を書き、解いていくことになるかと思います。
漢字や英語であれば、思い出そうとしているかもしれません。
そして答えに詰まった時に考えます。
「うーーん。。。」と
このとき、「あーでもない、こーでもない」と考えますが、その時【想像】していないでしょうか?
『○○をかく』という漢字を考えるとき、書く・描く・欠く・掻く・・・とあげていきます。
字を書く、絵を描く、資格を欠く、背中を掻く、となるかと思いますが、どれが当てはまるか【想像】してはいないでしょうか?
人の気持ちを考える、将来を考える、原因を考える、と言った場合、
「その人の気持ちを、その人の立場になって、想像してみる」
「将来、何をしたいか、どういった姿になっているか、想像してみる」
「失敗した原因を、それが起こった時点に戻って、想像してみる」
と言い換えると、『何を考えるか』が具体的になるかと思います。
「石を投げたらどうなるか考える」も
石を投げる
→勢いよく飛んでいく
→そのうち落ちていく
→落ちたところに人がいたら当たって痛い
→ケガをするかもしれない
→危ない
となり、「石を投げると危ない」または、「投げるときにその先に人がいないかを確認する」といった感じになるかと思います。
これをひっくるめて『考える』に集約しているかと思います。
『考える』は便利な言葉ですが、意味や行動があやふやになっていると私は思っています。
一言『想像してみて』を添えると考える手助けになるのではないでしょうか。