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観望会でのNGワード

観望会などで星空の説明をする時に避けけている言葉があります。

「有名な~~」です。

例えば、北斗七星などを説明する時に「これが有名な北斗七星です」とは言いません。

いくら星空の観望会とは言え、来てくれている方々は星に詳しい方ばかりではありません。
むしろ「興味はあるがほとんど何も知らない」「地域のイベントなので参加している」「学校行事なので」といった方々も多くいます。

そんな時に「有名な〜〜」と言うと、『知ってて当然』みたいな感じになります。
「知らないんだけど。。。」と恥ずかしい思いをされるかも知れません。

そうなると素直に楽しんでもらえなくなってしまいます。

星の名前なんて知らなくて当然なんです。
夜空を見上げて、ただきれいだと思っていいんです。
木星の直径が地球の約11倍?そんな細かい値も正直、どうでもいいと思っています。

純粋に星空を見て、美しいと感じてもらえればいい。
そしてちょっと興味があって詳しく知りたいと思った時にきっかけとなるものを伝えられればいい。と思っています。

なので、「有名な」はNGワードなんです。

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さんたさん@北の大地の天文指導員
宜しければサポートをお願い致します。ご厚意は天文ボランティア活動の資金とさせて頂きます。 これからも星空に興味を持っていただけるような記事を書きたいと思っています。