虹の入江の月乙女
月の名所として名高い『虹の入江』は、崖のように立ち上がっている『ジュラ山脈』と両端の『ヘラクレイデス岬』と『ラプラス岬』を持つ地形になります。
月齢10から11ごろ、崖の側面に太陽の光があたり、望遠鏡でクローズアップすると崖が階段上に海に落ちているダイナミックな姿を見ることができます。
最近、直径240kmのクレーターを囲む入江が、『虹の入江の月乙女(つきおとめ)』とも呼ばれると言うことを最近知りました。
望遠鏡で覗くと、ちょうど180度くるっと回りますので、ヘラクレイデス岬が上になります。
すると、、、
なるほど、ヘラクレイデス岬を顔に、背後の陸地を長い髪に、ジュラ山脈からラプラス岬を胴体に見立てると、女性のように見ることができます。
(人魚といった方が近いでしょうか?)
写真は月齢10.4と11.3で撮っています。
雰囲気的にはその間、10の後半ぐらいで、やや露出オーバー気味に撮った方が、明るい陸が強調されてより月乙女が見えるのではないかと思います。
月はどの月齢で何度見ても魅力出来な姿を見せてくれる天体です。
今夜、晴れていたら夜空を見上げてみてください。
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これからも星空に興味を持っていただけるような記事を書きたいと思っています。