2023年版 大学編入試験の勉強(英語)について
はじめに
だいぶ更新していませんでしたので、少しずつまた再開しようと思います。
3年次編入を考えている方は、予備校の説明会へ参加したり、実際に予備校の授業を受けている方が多いと思います。まだ迷っている人は、早めの行動をとると、周りと差をつけることができるので、有利に進めることができます。「大学のテストが終わって、少しゆっくりしてから」「2年生の4月からでいいだろう。実際受かっている人もそれでいるし」など、悠長なことを考えていると、周りとの差は徐々に開いていきます。
ここでは、タイトル通り、編入学試験の筆記英語について、どのような勉強をすれば良いのかを紹介していきます。TOEICやTOEFLなどの資格試験については、ここでは一切触れるつもりはありません。以下、興味があるところを読んでみてください。
・編入の英語はどのようなもの?
大学編入学の問題は、国公立大学、私立大学にかかわらず、基本的に国公立型形式のスタイルが多いのが現状です。最近は、資格試験で英語の試験を代用する大学が増えてきましたが、いわゆる難関大学では大学作成の問題を解くことになります。例えば、人文系では大阪公立大学文学部、北海道大学教育学部、名古屋大学教育学部、京都大学教育学部、明治大学文学部、明治学院大学などです。主に選択式のものももちろんあります。例えば、南山大学の英語です。上記で挙げた大学の編入試験の英語のレベルについては、「難」です。「難」と言っても、いくつかの解釈があります。いつも学生に伝えていることは、
1 本文と設問は標準的であるため、解答はしやすい。それがゆえ、合格するには高得点の勝負。
2 本文は難しく、設問も難しい。肌感覚で7割ちょっとから7割程度取れると合格。
です。大学の名前や、過去問を解いてみて、「簡単」と感じることに惑わされてはいけません。自分が簡単と感じれば、他の人も簡単と感じる。自分が難しいと感じれば、他の人も難しいと感じる。ただし、こう感じるには、「基礎力」があってのことなります。では、「基礎力」とはどのようなものなのか。
・基礎力とは何?
ここでいう「基礎力」とは、
1「学習英文法が身に付いている」
2「文の要素をほぼ分けることができ、英語を日本語に訳することができる」
3「大学受験単語・熟語・構文などは、覚えている(もちろん忘れているものあるが、見れば思い出すレベル)」
ざっくり言えば、この3つです。
では、1〜3を細かく解説していきます。
1が得意な人は、英文法の単元に分かれている分厚い問題集(名前を出すのは控えます)を繰り返しやってきたのではないでしょうか。空所を埋めて完全な文にして、日本語に訳すことができるなら、まずはクリアしています。「編入に英文法は出題されないので学習する必要はない」と思っている人もいると思います。そのような人に聞きたいのですが、例えば、ある一文に過去形と過去分詞形が同じ形が出てきて、その中のどれが本動詞であり、過去分詞なのかを適切に見ることができますか?
英文法は、文を構成する幹となるものです。編入を目指す大人の人たち、というかむしろ、大人が英語だけでなく外国語を学習するには、まずこれが必要となるのです。
2が最初からできる人は、だいたい受かるのではないでしょうか。しかも、自然な日本語にすることができれば、問題ないです。それとは逆に、出来ない、あるいは不安に思う人が大半だと思います。これを出来るようにすると、ほとんどの文を和訳することができます(次の3が身に付いている場合に限る)。もちろん、編入試験では、「そのままの訳」をしても違和感がある日本語になってしまうところが多いので、そこの工夫をしなければなりませんが、まずは「そのままの訳」をすることが大切です。
3が出来ている人は、その知識を使って2を行うとよし。ただ、大学1年生の前期・春学期の間は受験のストックがあるけれど、夏休みを経て後期・秋学期あたりになるとだいぶ忘れてしまっています。特に、「学士編入」を目指そうとする方は「受験」からだいぶ離れてしまっていますので、思い出すのに時間がかかってしまいます。
ここまで読んで、上記1〜3が「出来ている人」「出来ていない人」がいると思いますが、少しでも「やってやろうか」「やれるかもしれない」と思った人は、チャレンジする勇気を出してみてください。
以下、私個人の観点から、編入で闘うために薦める参考書・問題集を「初心者向き」〜「難度の高いものをやりたい上級者」に紹介します。
・講師がおすすめする参考書・問題集
ここから、英語の初心者〜難易度の高いレベルを求める人に対して、どのような参考書・問題集がおすすめなのかを紹介します。全て解説がついていますので、取り組みやすいと思います。
・初心者:基本的なことをおさらい、あるいは身に付けたい場合
英文法
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英文解釈
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・基本を身につけて、レベルアップしたい、標準的な問題を扱っていきたい場合
英文解釈
https://amzn.to/3DkIJek
https://amzn.to/3RcjWio
総合問題
https://amzn.to/3HhcWfu
・基本を駆使して、難易度の高い問題を扱っていきたい場合
総合問題・下線部和訳問題
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https://amzn.to/402rs3v
英文解釈
https://amzn.to/407xaRs
このように列挙してみましたが、自分で管理する必要もありますし、分からない箇所が出たら即質問出来ませんし、さらには過去問とのレベルの差が自分では判断できないことが多く出ると思います。これらを解決したく、金銭的余裕があれば、予備校を是非利用することをお勧めします。
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