喪201: 簡単な感想
喪201を読んでいて、今さらながら「隔週連載」という形式の難しさに思い入った。
文化祭をどう描くかという件だけど、大前提として自分はずっと前から素材自体は揃ってると見てる。
たとえば、ゆりの「文化祭に台風が来たら面白い」発言だったり、ネモクロの即興劇だったり、これらが「伏線」になってるのは見てとりやすいだろう。
で、じゃあなんで文化祭本番に入らないか……だけど、金稼ぎだ(?)というのは置いておくと、智子が成長性A*ではない*んだと言いたいんだろう。
四苦八苦する智子に共振するように、このわたモテという作品自体が四苦八苦してる(かのように見せかけてる)わけだ。
まあこう作るようね、というタイプの作り方だと思う。
ただ今話内容が進展して、翻って完全にこの進行具合に納得が行ってるかというと……そうとも言い切れないのもまた事実。
自分は文化祭は割とどうでもいいと思ってるというか、それを巡って組織されてる言説の一部の説教臭さになんかなーと思ってる派ではあるんだけど。
これが読み切りだったら面白く読むし、毎週連載だったら小ボケとかを拾ってるうちに1年経ってたと思う。
ただ隔週というのは……独特の難しさがあるなと思った。なんの根拠もなしに言うと、おそらく「物語」ってやつと折り合いが悪いように感じる(それこそ、初期のようなギャグ漫画だったり、2年冬のような雰囲気系作品であれば何の問題もないわけだ)。……どうかな。ちょっと漁ってみよう。
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