高卒就職問題 社長、このグラフ見てください
高卒就職問題研究のtransactorlabです。問題解消のため研究と提言を行っております。
6月1日から高卒求人受付が始まります。採用をお考えの事業所の皆さんは待遇条件の検討をされているころだと思います。下は私のホームページです。ここで昨年度の全都道府県の高卒求人の待遇相場が分かる情報を公開しております。
下のような待遇分析グラフは全求人・製造業・建設業・運送業・飲食宿泊業の5種類、全都道府県分あります。昨年度の公開求人の充足率はわずか10%でした。まずは地域の平均値より上の待遇でなければ応募者は見込めません。年間休日数と月給の設定の参考にしてください。
下は調査レポートです。全求人+4業種の待遇条件の平均・最高・最低および最低賃金レベルパーセンテージ等を調べました。全都道府県分ダウンロードできます。
高卒就職市場には待遇相場が分かる情報が不足し、公正な競争が機能しづらい状態にあります。このことは以下のような弊害を生んでいます。
・超売り手市場が続いているのに初任給の上昇が緩い。
・求人事業者にとっては採用難が続くが、待遇条件設定の参考にできる情報が極めて乏しい。地域別最低賃金に頼らざるを得ない。
・求人票は大量に出ているが、待遇条件のばらつきが大きい。
・個々の求人票の良い/良くないを判断するには相当の経験が必要。
待遇条件設定の際、ご参考にしていただければ幸いです。