見出し画像

Dear Enemy完結!

去年の秋から(!)取り組んでいた「Dear Enemy」の翻訳が、ついに終わりました…感無量です…。
ここまで読んでくださった皆さま、どうもありがとうございました。

取り組む前から難しそうだなーと思っていて、実際に難しかったのですが、でも本当にやった甲斐はあったと自分で思っています。
ラストの一言だけは、半分くらい終わった時点でもう決めてあって、それに向けて進んでいました。
原文だと最後は「!」ではないんですが、ここまで伏線的にひっぱってきたスコットランド訛りを「どやあ!」とばかりに出したいところだったので、そのユーモラスさをわかりやすくするために「!」にしてしまいました。
しょっちゅう引き合いに出している村岡花子・町田日出子版では

さようなら、ロビン、心から愛しています。

と、大変しっとりした終わり方。
翻訳のしようで随分印象が変わるところですね。

これもまた、前回の「あしながおじさん」同様に紙の本にしたいと思っているんですが、いかんせんタイトルの訳がまだ決まっていないという…

ここでも言っていたんですが、「直訳じゃない、いい感じのタイトル」という方向性だけはなんとなくあるのに、これぞという案がまだ見つかりません。
「憎いアイツへ愛をこめて」
みたいなのも考えています(相変わらずのコバルト文庫脳)。でも、これだと完全にネタバレタイトルになってしまいますし…
そうなんですよ、Dear Enemyってある種すごいネタバレなんですよね。

最近の洋画だったら「ディア・エネミー ~新米院長の奮闘日記~」みたいにしちゃうところかもしれませんね。
翻訳は終わったものの、タイトルに苦戦する日がもう少し続きそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?