Startup Weekendを振り返って
2021年12月17日(金)~19日(日)の約3日間、Startup Weekend富谷がオンラインで開催されました。
Startup Weekend自体の概要はリンク先をご参照ください。
https://nposw.org/about/
今回のイベントで感じたことの概要を私自身の備忘録を兼ねて簡単に書き残しておきたいと思います。
ひとりの力には限界がある
ひとつめは「ひとりの力には限界がある」ということです。
当然のように分かってはいることでしたが今回のイベントは改めてそれを体感する良い機会となりました。
自己の知識を増やしたり能力を高めるための努力もひとりの起業家として大切ですが、人のリソースには限界があり、すべてを網羅することはできません。時々学ぶこと自体が目的になってしまう人がいますが、学びは使う目的あっての学びです。学ぶこと自体は否定しませんが、学びは活かしてなんぼだと思っています。
また個人的には不得意であると分かっている分野に向き合うことほど非効率なことはないと思います。苦手克服も良いですが、人には得手不得手があるので互いにそれを認識し補完し合うことが大切だと考えます。
そのためにも実際に積極的なアクションを起こす行動力、そして、いかに人を巻き込むかという力が重要であると感じます。最近参加した別のオンラインイベントでも話題になっていましたが、これをパブリックリレーションズ(PR)教育と呼び、学校教育の現場でも普及する動きがあるようです。
また、人を巻き込むという意味ではアイデアよりも熱意が必要です。表面的なモチベーションやアイデアよりも「本気で誰かを幸せにしたい」、「この課題を解決したい」という深い動機にたどり着くことができるのが理想です。そのためには内省、また、内省が苦手な方はコーチングが得意な人を活用することも良いでしょう。
課題に対して素直なプロダクト
ふたつめは「原体験に基づく課題や幸せにしたいユーザーに対する素直なプロダクト」を意識するということです。
まずは「課題が何なのか」、「誰を幸せにしたいのか」というところが明確になっているかどうかが肝心だと思います。
そしてその人は「何があれば、あるいは何が変われば幸せになれるのか」をあまりこねくりまわさずシンプルに考えられているかが出資者や顧客に共感を得られるかどうかのポイントになると思います。
気持ち良いお金の流れ
上記が適切に特定出来ていると「みんなが幸せになる気持ちの良いお金の流れ」が出来るということ、これが3つ目の印象です。
お金を払う側も笑顔になれている、価値を提供する側も楽しく働けている、これが事業の拡大にも幸せの循環にもなるということ。その交点を見つけ出すことが出来たら最高だろうなと心底感じました。
結局は日々の積み重ね
簡単に色々書きましたが、そんで何をすれば?と自問するとやはり日々の積み重ね、一日一日の経験が大事だなと感じます。
もう少し具体的に言うと、分からないことや気になることは自ら調べるということ、それでも分からないことは詳しい人に教えを請うということ、また、チコちゃんじゃないですが、ボーッと生きてないで様々な物事に関心を持ち、世の中の変化に対してしっかりアンテナを張ると言うことがまずは大切だなと感じます。
アウトプットも大事ですがインプットなしのアウトプットは残念ながらたかがしれているということです。時間は命です。命の時間を無駄に使わないためにも「知っている」ということは起業にかかわらず生きていく上で重要です。
あ、でもここで気を付けなきゃならないのは入ってくる情報や人の話をすべて鵜呑みにしないということです。自分なりの考えや情報フィルターを持つということを忘れてはいけないと思います。
あとは自ら考えること。前職の言い方を引用すると「状況判断」ができるかどうかも大事だと感じます。個人で動くにしてもチームで動くにしても、「今自分がやらなければいけないことは何なのか」、「今の自分にできることは何なのか」を自ら考えて導き出せること、行動力はその後で良いと思います。結果として得られる何かがあったとしてもその過程をすっ飛ばしてしまうとそれはいわゆる「暴走」になってしまう可能性があります。
もうそろそろ眠くなってきたので終わりにしようと思いますがw…
敬不忘
やはり一番大切なのは「敬不忘」だなと思います。
どんなに優れた知識や技術、豊富な経験や財力を持っていたとしてもそこはやはり人間。
最終的には「その人と一緒にやりたいかどうか」、「その人が信頼できるか」、「その人を助けたいか」、で人は判断し行動します。
つまりは滲み出る「人格」、ここが一番大切な気がします。
日々相手を敬い、礼や感謝の気持ちを持つということ、それをしっかりと示すことを忘れず明日からも過ごしていきたいと思います。
この3日間でご助言やご助力いただいたすべての方、そして誕生日にもかかわらず私をこの場に参加させてくれた家族に心からの感謝をこめて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?