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外出の楽しみ&もっと活用したいレファレンスサービス
頭を空っぽにしてリフレッシュ
デスクワークの気分転換法は皆さんそれぞれ定番があると思いますが、ちょっとした外出もそのひとつではないでしょうか。出かけるのにぴったりの爽やかな季節になり、そして入場制限も緩和されて、美術館や博物館にも思い立ったときに訪ねることができるようになり、外出の楽しみも増えてきました。
仕事のみならずですが、日常でたくさんの情報に触れていると、頭の中がパンパンになって思考がストップしてしまうようなときがあります。そんなとき、考えることをいったんやめて無心に作品を鑑賞して“感じる”体験は、短時間でもリフレッシュ効果抜群です。そんな時間を、これからは以前と同じように気軽に持てると思うとうれしい限りです。
図書館員さんは調べもののプロ
好きな本を読んで、いっときその世界に没頭するのも気分転換になりますが、今年は、昨年から「積ん読」状態の本をすべて読むことがひとまずの目標で(毎年恒例)、直近では、校正者・牟田都子さんの『文にあたる』を読みました。文について、本について、人柄がしのばれるやわらかな文章で、ご自身の経験や想いを語っているのですが、正解があるようでない「文」、そして「本」の役割とはどういうものかあらためて考えさせられました。
そして、話は少し逸れるのですが、牟田さんはかつて図書館に勤務されていて、著書でレファレンスサービスに携わった経験についても触れているのですが、「国立国会図書館レファ協公式」という図書館に寄せられた調べものの相談事例と回答を読むことができるツイッターが面白く、ツイートを毎回楽しみにしています(同ツイッターは「レファレンス協同データサービス」の公式アカウントです)。
「子供の頃に読んだ月刊マンガの付録を知りたい」など「こんなことまで相談していいの!?」と思う相談事例も紹介されているのですが、どんな相談でも回答がとても細やかで、参考になります。調べものをする際、これまでプロフェッショナルである図書館員さんにきちんと相談してこなかったのが悔やまれます。ネットでの検索では限界がありますし、ひとりで調べるよりもはるかにたくさんの情報を提供してもらえるので、小さな相談でもためらわず、もっと上手に活用したいサービスだと思いました。
杉田巳樹子
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庭園や公園内にある美術館は散策も楽しめますね。ドライブがてらふらっと訪れた「DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)」も広々とした庭園内にあり、新緑が美しかったです。館内に茶席があって鑑賞の合間に抹茶とお菓子でひとやすみできました。