ゴダールとヌーヴェルヴァーグの女神とパリの墓地
2022年9月、1950年代後半から60年代前半にかけてフランス映画にヌーヴェルヴァーグ(「新しい波」の意)と呼ばれる大きな変化をもたらした映画監督の一人、ジャン=リュック・ゴダール(1930-1922)が91歳で亡くなりました。
映画の誕生は19世紀末。それから徐々に産業化され、1950年代には映画会社の撮影所で助監督として経験を積まなければ監督にはなれないシステムになっていました。
ところが、1950年代後半のフランスで、シネマテーク・フランセーズ(古今東西の映画遺産