はじめての交渉申込み
気になる案件は見つかったけど、申込に踏み切れない・・・
実はこのフェーズで手が(足が?)止まるケースも多いです。
そこで、はじめて交渉をスムーズに行うためのヒントをお届けします。
交渉で足が止まる理由
1)M&Aの知識がないのに交渉をしていいのか?
M&Aの全てを知ってからではないと交渉できない、ということはありません。基本的な流れを知っていれば大丈夫です。
相手に真摯に交渉を申し込むお気持ちがあれば、交渉をしながら知ることが可能です。
個人の場合は、実名交渉に進んだ場合に、まずご自身が何者かを説明できる準備は必要です。履歴書や職務経歴書で大丈夫ですので、事業承継をしようと思ったところでざっくりでいいので作成いただくと良いと思います。
法人であれば会社概要やHPで大体わかっていただけるのですが、法人と違い個人の場合、何をやっているのか?なぜこの案件に交渉しているのか?など売り手様からするとわかりにくさがあります。
ということで安心してください!進めながらで大丈夫です。
M&Aの進め方はTRANBIガイドがありますのでぜひご参照ください。
(一部閲覧には、無料会員登録が必須のものもございます)
2)断られたらどうしよう・・・
せっかくこの案件で決めたい!と思って交渉しても断られたらどうしよう・・・という不安もありますよね。
もちろん中には1件に交渉を申込みそのまま成約というかたもいらっしゃいますが、多くの方は数十件申込みんでいます。
むしろ交渉するほどにご自身の解像度が上がり、自分に合った案件に出会うことができます。
M&Aもご縁ですので、断れることは恐れず交渉を申し込んでみてください!
またご自身に100%合った案件があるかといえば、正直ありません。ノンネーム情報でわかるのは事業全体の1%もないかもしれません。
(えーーー!そんなこと言われたら何で判断すればいいの?!と言われそうですが)
ぜひ交渉をして実際の状況を確認しつつ、自社/ご自身との相性、能力、スキル、リソースなどを掛け合わせて良い事業にしていけそうかどうか、がポイントになります。
失礼なことを言ってしまったらどうしよう
仲介会社さんのように間に入る人もなく、相対で会話することになります。
言い方を間違えて失礼になってしまったらどうしよう。。
そんな不安もあるかもしれませんが、誠意を持ってお伝えすれば大丈夫です!
またクッション言葉を使いながら会話をすることも重要です。
売り手と買い手のどちらが偉いということはなく完全にフェアです。
どちらが・・ということで勘違いすると、交渉はブレークしがちです。
ぜひお互いに敬意を持って交渉をしていただければ、失礼かも?ということは避けられると思います!
「こんなこと聞いていいのかな?」そんな時は、どうしてそれを知りたいのか正直にお伝えすることをお勧めしております。
どうしても聞かなければならないことはありますので、それを聞かずに契約するわけにはいきません。
どうしても直接交渉は難しい!という方には専門家のご紹介も行なっておりますので、事務局までご相談ください。
最後に
交渉しないとM&Aは何も始まりません。
確かに初めてのこと、不安なこともたくさんあると思います(私もそうでした)。
ただ、成約するまでその不安は現実になりませんので、まずはじっくり検討をする材料を集めるためにも交渉をしてみていただけましたらと思います。
ぜひ交渉を通じて事業への理解を深め、良い案件に出会っていただけましたらと思います。