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トランビ代表高橋の秘めた思い
今ではオンラインM&Aプラットフォームは、当たり前で、多くのプラットフォームが誕生しています。しかし、その昔TRANBIができてから数年経ってもなかなか世の中に受け入れてもらえないものでした。
泣かず飛ばずの数年間がたち2018年頃からようやく注目されるようになりました。
なぜ、この数年間TRANBIの可能性を信じ運営を諦めなかったのか。
弊社代表で創業者である高橋が心に秘めた思いを社員の前で涙ながらに話した出来事からこの記事を投稿しております。
ぜひTRANBIのフィロソフィーを感じていただけましたらと思います。
TRANBIのはじまり
TRANBIの始まりは2011年。奇しくも現在オフィスを構える新橋のまち中華で産声を上げました。
それまで匿名情報でクローズドな環境でやり取りすることが当たり前だったM&A情報を、オンライン上にアップしてマッチングするといつ当時では一見常識はずれのものでした。
ただ、その背景には、代表・創業者である高橋が地元長野で親族内承継をした製造業の会社で経験と、過去アメリカ留学時代、事業の売買が当たり前である社会を目の当たりにした経験がありました。
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弊社の「創業の想い」として、以下のようにご紹介しております。
家業を継ぐため2005年に長野に戻って以来、私は毎年のように後継者不在を理由に廃業をしていく仕入先・取引先を目の当たりにしてきました。これらの会社の多くは黒字であり、なかには世界中でここでしか作れないオンリーワンの製品を持つ優良企業も少なくありません。しかし、これらの会社の多くは売上高が数億円未満の中小企業で、小規模な会社のM&Aは、かかるコストに対して得られる報酬が少なすぎるため、この規模でM&Aによる事業承継を引き受けてくれるM&A専門家はいませんでした。中小企業のM&Aでは、売り手と買い手をマッチングさせることに時間とコストがかかります。TRANBIはそのボトルネックを解消すべく「デジタルの力」を活用し、オンライン上で売り手と買い手をマッチングすることで、M&Aにかかる時間を劇的に短縮し、コストを従来の10分の1以下にすることを実現したプラットフォームです。もともとTRANBIは、私が引き継いだ家業の一事業としてスタートしたサービスです。自身の中小企業経営者としての経験や視点を糧にしながらTRANBIを通じて、個人・法人を問わず誰もがM&Aを選択肢として持つことができる時代を創造することを目標に、1つでも多くの価値ある事業が新しい世代に承継されるお手伝いができればと思っております。
スタートしてわかった本当の意義
本当は事業承継よりM&Aだった・・・
TRANBIは事業承継課題に真っ向立ち向かうために立ち上がったプラットフォームと思われがちですが、本当の最初は「M&A」を誰もができるような時代にしたい!アメリカではパパママショップが不動産のように売買されているのだから、日本でもそれができるはず!
日本の経済の流動性を上げるためにM&Aプラットフォームをやろう!それがスタートでした。
事業承継課題待ったなし!
しかし時はすでに大廃業時代の足音が聞こえ始めていました。
少子高齢化時代に後継者不在という問題は当然のようにやってきていたのです。
M&Aプラットフォームを妄想していた高橋ですが、長野で継いだ家業では後継者不在により取引先が廃業していくのを目の当たりにしました・・・(この辺りは冒頭、創業の思いがあるので割愛します)。
そしてサービス開始後、プラットフォームなのだから譲渡案件がないと始まらない。そこで譲渡案件を探し、そして見つかったら買い手を探し。
プラットフォームではあるものの日本各地を走り回る日々が続きました。
日本の中小零細企業の本当の姿
後継者のいない中小企業オーナーと面談はするものの、廃業すらできず、腰を曲げながらも仕事をし続けるケースが多かったのです。
高度経済成長期を支えてきた中小企業が不景気の煽り、リーマンショック、さまざまな苦難をなんとか乗り越え続けてきた事業ですが、負債は膨らみ、中国と競わざるを得ず売り上げが下がるもしくは、利益もない状況で続けている状況でした。
心身ともに疲れ切ったオーナーの姿に心苦しく思う日々でした。
これらの事業者さんの引き継ぎ手が見つかれば・・・・
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10年経っても忘れ得ぬ想い
ある日の社内ミーティングで
2024年秋。やっと暑さがおさまり秋を感じ始めたころ。
改めてTRANBIとは?という議論をしていた時です。
高橋は「あの・・」と、ゆっくりとこの話を始めました。
最初はいつもの昔話かなと思うメンバーもいる中で、今回はいつもと状況が違いました。
声を詰まらせながらも当時の話を語り出しました。
オンラインでしたが、それまで活発に言いたい放題やっていたミーティングが静まり返り、皆が高橋の話に耳を傾けました。
在籍が長いメンバーも初めて聞く話でした。
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これからもTRANBIの礎
TRANBIとは?という議論は弊社の中ではとにかく盛り上がってしまいます。言い換えると、、、ヒートアップしやすいです。
ただ、高橋やTRANBIというサービスにかけられたの思いに共感したメンバーが集まっている本当に最強のチームです。
今回の話も、誰もが理解し、感じたことは似ていると思います。
皆さんにお役に立つTRANBIであるために
TRANBIには、売り手様、買い手様、M&Aの専門家様、それからリレーションをいただく関係各所の皆様(金融機関やメディア関連の方、自治体の方などなど)にとってあって良かったと思われるプラットフォームになるようにこれからもサービスをブラッシュアップしていきます。
時にお叱りを受けることもあります。
真摯に誠実に向き合って、より良いプラットフォームになっていきます。
そんなことを改めて思う機会でした。
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