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怒濤の9月遠征。。。
9月は国民スポーツ大会に向けた最後の仕上げ期間になるため、各都道府県の強化が最も盛んに行われる時期になります。
国内のトラック競技のレースシーズンは5月〜10月になるかと思うのですが、強化のタイミングとしてはゴールデンウィーク前後に1つ目の山場がきて、次が全国高校総体前の7月、全日本大学対抗選手権前の8月、そして国民スポーツ大会前の9月がそれぞれ対象チーム・団体の強化の山場になるかと思います。
理想を言うのであれば、このレースシーズンを終えたところから強化を始め、基礎体力、ポジション修正を含むウィークポイントの改善対策などを行いつつ基礎体力を向上させる。そして年明け辺りから徐々に強度とトレーニングの幅を広げて行く所に重点を置いて欲しいのですが、どのチームもより高度な技術や知識が必要になると"感じられる"レースシーズンの指導依頼が集中してしまいます。
と言うことで県車連関係の最大の山場となる8月から9月にかけての強化合宿期間後半の9月遠征が全て終わりましたので回顧録的にお話ししたいと思います。
石川遠征
まず最初に訪れたのは今年4月以来となる石川県の内灘競技場(石川県立自転車競技場)。前日に移動をかけたので時間に余裕を持って上高地をドライブがてらノンビリと現地に向かいます。
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4月に行った時には安房峠から高山方面に下りたのですが、この日はとても心地よい天気だったので富山方面に降りてみました。途中気になっていた奈川渡ダムで一旦停車し風景をパシャリ。ダムの余りの高さに高所恐怖症だったことを思い出しました。余りの高さに腰が引けてしまい防護柵?? までは近寄ることも出来ませんでした。
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安房峠を越える際必ず小休止する中部縦貫道平湯料金所では秋を感じさせる澄んだ空気と青空で心地よい時間を過ごせました。
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富山市内に入り、北陸道に乗ると石川までは直ぐ。順調に移動した事もありチェックインの時間より早く着いてしまったので内灘自転車競技場の近くの海で少しノンビリと小休止。フリーランスのコーチに戻ってからこうやってゆっくりと時間を過ごす機会が増えた気がします。
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今回の宿はかほく市にある河北亭。歴史のある旅館で建物に時代を感じさせる所もありますが割烹のお店を併設しているだけあって食事は本当に美味しかったです。
また金沢市内に宿泊した場合、内灘競技場に向かうときはどうしても朝の通勤ラッシュと重なってしまうのですが、ここからだと無料開放されている"のと里山海道"でインターチェンジ2区間なので混むこともなくとてもスムーズに移動出来ました。内灘に行くときにはここを常宿にしても良いなと考えています。
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翌日から2日間トラック基礎トレーニングを中心に強化合宿を滞りなく終え、帰路に就きますが、石川からの帰りはここ最近の移動としては最長の550km。出発前にガソリンを満タンにしても自宅まで安心出来る距離ではありません。途中高速で給油しなくて良いように安全運転(低燃費走行)を心がけて走ります。
全行程の半分弱(270km程度)走ったところで夕食休憩。最近定番になりつつある岡崎SAで夕食と少し仮眠をするとそこからはノンストップで横浜まで向かいます。
正直もう一度休憩すれば良かったと後になって思いましたが、午前1時過ぎに無事帰宅。9月遠征1週目が無事修了。
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伊豆遠征
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続いて訪れたのは日本CSC北400バンク。
最近の感覚では"遠征"という感じはしなくなりましたが、数年前までのホームバンクで懐かしさを感じつつ行って来ました。(実は6月にも行っているんだけど。)
今回の伊豆合宿は9月初めに開催予定であった大学対抗選手権のロードレースが台風の影響で延期となり、その大会に参加する選手が合宿不参加、あるいは日程短縮での参加となってしまったため、少し寂しい合宿となってしまいました。
さらには途中スコールのような雨に見舞われるタイミングもあり、プログラムの進行にも少し影響を出してしまう事もありましたがなんとか無事修了。国スポ本番に向けある程度戦略的な方向性が見えてきたことだけが救いでした。
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福井遠征
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9月遠征の締めくくりは2週連続となってしまった福井遠征。こちらも8月の台風の煽りを受けて日程が変更され、9月3週目、4週目と連続しての開催となりました。後半の合宿は国スポ1週間前と言うこともあり最終調整のトレーニングプログラムと参加選手のケアを併せて実施しました。
3週目の合宿は石川遠征の際の移動で味を占めたので、ノンビリとドライブがてらの移動を試みます。
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まずは中央道を長野に向かったのですがここで大きな誤算。予想していなかった渋滞に見舞われ日頃使わない諏訪SAで小休止。なんとここまでで3時間を要してしまいました。
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ただそこからはスムーズに移動出来、松本I.Cで降りて上高地経由で高山を目指します。もちろん安房トンネルを出たところで小休止することは忘れません。
そこから高山市街に一旦下った後は東海北陸道、中部縦貫道を経て福井市内に。
このルートはゴールデンウィーク時に逆ルートで一度走っているのですが、その時は夜間でしかも雨天だったため全く気がつきませんでしたが、天気の良い日中に通ると景色は良いのですが余りにも高い所を道路が通っているので、まるでジェットコースターに乗っているような落ち着かない気分にさせられます。一旦気になり始めると頭から離れないので、汗で滑る手を拭いつつハンドルを握りしめ前走の車の後部だけを睨むようにして通り過ぎました。(^^;ゞ
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現地に到着すると恒例となったホテル前にあるヨーロッパ軒でソースカツ丼を食べて次の日からの合宿に備えます。豚肉とは思えない柔らかさと、薄手の衣にしみたソースが絶品で、福井に行ったら一度は食べておきたい逸品です。
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3週目の合宿ではチーム種目及び個人種目の技術的な練習を中心にプログラムを構築。途中雨に降られるタイミングもありましたが、そこはコアトレーニングやローラーを利用したポジショニングとペダリング補正のトレーニングを行い時間を無駄にせずこなします。悪天候の時ほど競輪場の施設のありがたみを感じます。
アマチュア競技に施設を貸し出してくださる施工者や競輪選手会の方々には感謝です。
月曜日に一旦横浜に戻り治療院での施術をこなすと金曜日には再び福井に向かいます。前回は安易なドライブ気分で行って渋滞と高所に疲れてしまったので今回は全て高速での移動にしました。ただ誤算は、車載しているナビのマップが少々古いこともあり、名古屋〜近畿・北陸エリアの新設高速などの対応が出来ていないため道路上の案内表示板に釣られてしまったこと。新東名から一旦東名に戻って名神道・北陸道に接続している事を忘れ、東名の表示を見て「こっちじゃ無い」と安易に考え名神の表示に釣られて名古屋高速に入ってしまいまいした。おかげで一宮IC付近で10km/100分の渋滞に巻き込まれる羽目に。最近往路は上高地経由、復路のみ名神・東名を利用する事が多かったため、うっかりしていました。
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後半の合宿は大会1週間前と言うことで、疲労の回復妨げない程度にダッシュ&スピードトレーニングを行い筋神経の促通を促す事、乳酸の蓄積に繋がる様な高強度のプログラムにならないように配慮しました。
また現地入りした金曜日と土曜日の2日間に分けて選手10名のケアを行い、筋疲労の回復や関節稼働角の改善を行った事でポジションに違和感があった選手も徐々に回復の兆しを見せ、前週の合宿時より調子が上向きになっている事が確認出来てホッとしました。あとはしっかり疲労を取って本番で力を発揮してくれる事を願うばかりです。
と言うことで、当初はどうなるかと心配していた4週連続の遠征でしたが、なんとか無事走りきる事が出来ました。夜の長距離移動は思った以上に疲労が溜まること。休憩のタイミングや時間がその後の運転に大きく影響することを今更ながら身を以て知ることになる1ヶ月でした。
レースシーズンを無事終えることが出来たので、この後は少し身体を休めつつ今シーズン学んだことをまとめ来シーズンに向けた準備を始めたいと思います。
手始めに、前回のブログで告知したオンラインセミナーで全国各地の指導者の皆さんに伝える内容をまとめようかと思います。