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パリオリンピックに向けたランキング 23.06.20

2023.06.20 UCI トラック オリンピック ランキング

6月19日にアジア選手権が終了したことで五大陸の大陸選手権は全て終了し、今シーズンのパリオリンピックに向けたポイント獲得イベントは残すところ世界選手権のみとなりました。今回のアジア選手権では日本チームは全体的にとても活躍したのですが、唯一世界でも屈指の中国女子短距離チームにチームスプリントで敗れこの種目はやや厳しい状況に陥っています。来シーズン、オリンピックに集中する為にも今年の世界選手権でしっかりポイントを獲得し余裕を持って今シーズンを終えて欲しいと願っています。

出場権獲得のためのプロセスについては「パリオリンピックに向けたランキング 23.03.24」で説明していますのでこちらをご覧ください。


男子短距離

男子短距離はチームスプリントで5位に入っています。この時点でケイリン、スプリントを含む短距離種目全ての出場枠獲得圏内に入っていますが、種目個別でもスプリント2位、ケイリン3位と上位にランクインし、チーム全体の状況の良さを表しています。


女子短距離

女子短距離はチームスプリントで9位と出場枠獲得に今一歩の所に位置しています。順位では1つですがポイント差が360ポイントと少し離れてしまっている為、世界選手権で少しでも多くのポイントを獲得してくれることを願っています。
個人種目のスプリントでは6位と安全圏、さらにケイリンでは非常に安定した成績を残しなんとランキング1位となっています。個人種目はこのままの状況で問題無いと思われるので、チームスプリントでもう一枠獲得出来るよう頑張って欲しいところです。


男子中距離

男子中距離はアジア選手権でチームパーシュート優勝しランキングでも10位と出場枠獲得圏内に上がってきました。当面のライバルとなる11位の中国とは170ポイントの差、9位のベルギーとは50ポイント、8位のドイツとは85ポイントの差と世界選手権の結果次第では出場枠の圏内圏外に簡単に変動する状況となっています。
しっかり仕上げて現状維持あるいは1つでも順位を上げられるよう期待しています。個人種目ではマディソンで5位、オムニアムで6位と上位に位置しているので油断せず現状を維持して欲しい。


女子中距離

女子中距離も男子同様アジア選手権のチームパーシュートで優勝し前回から順位を2つあげ出場枠獲得圏内に入ってきました。8位アイルランドと210ポイント差、9位アメリカとは140ポイント差と届かない差では無いと思います。また11位の中国とは410ポイント離れており、油断は禁物ですが少しポイント差が付いているように感じます。個人種目のマディソンで10位、オムニアムで11位と出場枠圏内に入っているので、世界選手権で更にポイントを加算して来シーズンに繋げて欲しいと思います。







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